アリブの海賊

6月10日放送のテレビアニメ感想いきます。

「パイレーツオブアリビアンだゾ」(脚本:うえのきみこ)
2011年6月現在公開中の映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」のパロディであるのは間違いないですが、何で邦題で「パイレーツ・オブ・カリビアン」となっているのでしょうか。「カリブの海賊」とすればいいのに。

あと、昨年に「不思議の国のアリス」の映画版が公開されましたが、これも日本では現代をそのままカタカナに置き換えた「アリス・イン・ワンダーランド」というタイトルになっていました。こちらも大いに違和感があります。

"The King's Speech"というのが原題のイギリスとオーストラリアの映画を、「英国王のスピーチ」と訳して公開するケースもありますが、日本では大ヒットを狙う洋画にはできるだけ原題をそのままカタカナにした方がヒットしやすいという法則でもあるのでしょうか。

ただ、現在「赤ずきん」の映画版も公開されていますが、邦題は「赤ずきん」です。原題("Red Riding Hood")をそのままカタカナにした「レッド・ライディング・フード」なんてタイトルをつけないところを見ると、何でもかんでもカタカナにすれば良いわけでもないようです。そのままカタカナにするのか、日本語訳にするのか、その基準はよく分かりませんが。

話をクレしんに戻しますと、ジャックとウィルという2匹のアリが野原家に棲みつこうというところから始まります。風間くんの家よりも、アリにとっては野原家の方がお宝が多いらしいです。というのは、みさえがスーパーの特売で砂糖を買い込んでくるため、かなりの量の砂糖がたまっているかららしいです。前回のテレビアニメでみさえはお金に対する意識が低いから金がたまらないと書きましたが、そういうところがこの話でも示唆されているように思います。

怪獣シリマルダシの尻の部分ごと2匹がひまわりに飲み込まれそうになるシーンは、「縮みゆくしんのすけ」(2000年8月4日放送)を思い出しました。原作では20巻のd-3(ミクロキッズしんのすけ)に収録されている話です。この話でも、小さくなったしんちゃんがひまわりに飲み込まれそうになるシーンがあるので。

最終的にはお宝である砂糖にたどり着きますが、みさえに見つかりそうになります。みさえは「恐怖の殺虫魔」として虫たちに恐れられているらしいです。虫さんたちの間ではすっかり有名人なんですな、みさえさん。

最後はしんちゃんによって、二人は野原家を出されますが、しんちゃんって意外と優しいですね。というのは、この頃の子供はアリなどの虫を面白がって残酷な手法で殺したりするものですが。私も5~6歳くらいの頃、アリの巣を埋めたり、アリさんを生き埋めにして殺すということをよくしていました。ダンゴムシを引きちぎった友達もいました。

大人を振りまわりて、昔のキャラの酒井しのぶみたいにアルバイトをクビに追い込むようなことをやっておきながら、小動物には意外に優しかったりするわけで、子供というより人間の心なんて複雑なものですね。

ラストの「ありがとう」を単にそういうのではなく、「二匹だけど」と前置きを入れるあたり、いかにもという感じがしました。しんちゃんも昔、「アリが父ちゃん、ハエが母ちゃん」なんて言っていました。

それと、この話を観て気になったのですが、今回の話は原作の単行本21巻のb-6に収録されている、ゴキブリのカップルが野原家に棲みつこうとするも、結局撃退されてしまうという話を参考にしたのではないでしょうか。

話の内容は異なりますが、小さな生き物のコンビが野原家に棲みつこうとして、命の危機にさらされて最後は家を出るという大まかな内容は同じですので、この話を参考にした可能性は皆無ではないように思います。少なくとも、調べてみたらこの21巻の話を基にしたテレビアニメの話は見当たりませんでした。

単に私が見落としていた可能性もありますが、とりあえず「クレヨンしんちゃん研究所」のテレビアニメ編では、原作との対応に21巻を参考にした可能性がある旨を記しておきました。


「ヒップホップダンスだゾ」(脚本:うえのきみこ)
マイコという女の子に見とれて、一週間無料でダンス教室に参加する風間君ですが、あのマイコという女の子、もえPにそっくりですな。

しかし、中の人を調べてみると、野中藍さんという方が演じており、、昨年にも万歩計の役で出演していたり、他にも主に風間君の友達の女の子役で何度が出演したことがあるそうです。

一方、もえPの声を演じているのは野川さくらさんという方で、別人です。とはいっても、声はよく似ているように思ったりします。

で、無料で開講しているヒップホップのダンス教室があるのを知って、風間君も入ろうということになります。「無料」というのはみさえが大好きな言葉で、私もそれを思い出しましたが、案の定しんちゃんもこのダンス教室に来ていました。ただし、みさえは絡んでいないようでしたが。

あのインストラクター、しんちゃんのおしりのダンスを褒めるとは、なかなかノリが良いですね。なんか、「温泉わくわく大決戦」の草津隊長に似ていなくもないです。それと、インスラクターの中の人は水島大宙氏で、「SHIN-MEN」でヒューの声をやっていましたね。ただ、このインストラクターはヒューよりもニョキの方に性格が近いと思いますが。

その後、幼稚園で風間君はケツだけ星人の指導をしんちゃんから受けますが、意外と難しいのでしょうね。「黄金のスパイ大作戦」ではレモンもやっていましたが、最初はかなりぎこちなかったです。運動神経抜群のレモンでさえああなのですから。

マイコは上級クラスで、風間君としんちゃんは体験コースと、やはり明確に分けられていたのですね。風間君はティーカザ、しんちゃんはブリブリシンと名付けられていましたが、ブリブリシンとは、インストラクターのセンスパネェな。

結局、ラストはお尻がつってしまった風間君でした。まさにトオル涙目wwwな展開になったわけで、もはや定番となっていますね。


「小さいオラだゾ」(脚本:ムトウユージ)
しんちゃんは最初、大きければみさえにグリグリ攻撃を受けない、逆に小さければ見つからないと、色々と自分の望みを言ったりします。そういえば、原作の単行本の12巻にある最初の話に「しんちゃんの一寸法師」では、みさえは小指サイズのしんちゃん用のグリグリの道具を持っていました。小さくなってもあまり変わらないような。

これに対してマスター、「自分の都合のいいことばっかり言ってんじゃねえ」と怒っていましたが、この声は磯野波平を思い起こさせました。波平とマスターはかなり人柄が違いますが、中の人は同じ永井一郎氏なので、アフレコの時、波平の演技が出てしまったのでしょうか、と考えたりします。

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この記事へのコメント

権兵衛
2011年06月13日 14:26
パイレーツ・オブ~という邦題については、自分はそれでいいと思います。「カリブの海賊」とするとなんだかパッとしません。「アリス・イン・ワンダーランド」という題は確かに違和感があります。日本では「不思議の国のアリス」で長らく親しまれていますので。どうやら1930年に翻訳された同著にてこの邦題が初めて使用されたようです。まぁこれは日本で公開された時期の問題でしょう。米ドラマ「スパイ大作戦」は1967年から同題で日本で放送されましたがこれは米文化がそんなに日本に浸透してないころです。映画も含め原題をそのまま使用した作品は当時ほとんどなかったと思います。1996年公開の映画化作品は「ミッション:インポッシブル」です。スパイ~のままだとドラマのイメージがあるのと、96年には米文化はとっくに日本に浸透してるますので。余談ですが2008年公開の「ゲット スマート」は1967年から日本でも放送された米ドラマ「それ行けスマート」が原作ですがこれは、それ行け~の方がよかったです。コメディ作品でもありますから原題をそのままじゃなくてそれらしい題であるほうがよかったです。「赤ずきん」に関してはこれでいいですね。レッド・ランディング~なんてそのまま題されたらなんの映画かわかりませんし。
洋画どういう題にするかは日本では日本の配給元が決めるようですが法則というか方針があるんですかね。制作側からの意向もあるでしょうけど。
チョルス
2011年06月13日 22:32
「カリブの海賊」では確かにインパクトには欠けるかもしれません。良い邦題をつけるのはなかなか難しいようで。
「不思議の国のアリス」を無理やりカタカナにしてしまうのは、さすがにかなり違和感があります。数十年前に公開されていれば、「不思議の~~」というタイトルだったでしょう。数十年前は、「ゴールドフィンガー」など固有名詞を除けばカタカナのみのタイトルはほとんどなかったでしょうね。
「それ行けスマート」は知っていましたが、そういえば日本で最近公開されたという話も聞いていました。しかし、こちらもタイトルがカタカナのみになっていましたか。時代の変化なのでしょうかね。
洋画を日本で公開する際にどういう題をつけるのかを決めるのは配給元が決めるとのことで、それで思い出したのが、数年前にテレビで最近カタカナのタイトルが増えているという特集が放映されていました。どうも、カタカナにした方が観客が入りやすいという法則が存在するらしいという内容でした。
ミムクティー
2011年06月14日 18:01
「カリブの海賊」というタイトルは話の中で海賊らしいことはほとんど無かったためなのでしょうか。なぜか、最近サブタイトルでこっそり宣伝することが多い気がします。前回の「犬の飼い方教えるゾ」もテレ朝の深夜ドラマ「犬を飼うということ」を意識していまいます。考えすぎでしょうか?
ヒップホップダンスに至ってはドン引きです。優等生キャラがいつの間にかもえPヲタクしかもそっくりさんも大好きでは…。変わった幼稚園児です。ヨダさんも次回は「ばっかもーん」がでるのではないかと期待していたりします(笑)
チョルス
2011年06月14日 23:21
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」のパロディと思われるシーンはいくつもありましたね。私は同作品を鑑賞していますので、(本文では書きませんでしたが)どんなところがパロディ化されているのかは大体分かります。
もしかしたら、映画やドラマのパロディをさりげなく行うことが流行っているのかもしれません。昔の小ネタばかりでなく。
風間君がヲタキャラと化したのは、少なくとも「ふしぎ魔女っ子マリーちゃん 」(1999年10月7日放送←12年前)以来の事ですから、実はヲタキャラでいることの方が長かったりするのですよね。
マスターには「バカモン」だけではなく、いっそのこと波平のパロディもやってほしいです。しかし、(「サザエ」さんの版権を管理している)長谷川町子美術館からクレームが来たりして。
権兵衛
2011年06月15日 13:19
アニメクレしんでパロディというと2006年頃が多かったと思います。いつか忘れましたが週刊少年マガジン連載の『さよなら絶望先生』という漫画の主人公、糸色望の口癖である「絶望した!」が使われたりしました。それはさよなら~のアニメ化前の出来事だったのでその漫画はまだマイナーな部類だったかもしれません。それと2006年8月18日放送分の予告において「やくいわね」「~それがネネ流の、貴方に対するリスペクトよ!」「フフフ、イケてるわ」などと言っているシーンがあるのですがこれは当時週刊少年チャンピオンに連載されていた『涅槃姫みどろ』という漫画での名台詞らしいです。その後その漫画の雑誌掲載時のアオリ文にクレしんでパロディされた旨が書かれたそうです。チャンピオン連載ですし結局1年くらいしか続かなかったのでかなりマイナーな漫画なのにパロディされたとは驚きです。当時、スタッフの中にその漫画かチャンピオン読者がいたのですかね。
マスターが「ばっかもーん」というくらいならいいと思いますけどね。ばっかもーん=サザエさんの波平には必ずしもならないでしょうし。
青たこ
2011年06月15日 17:18
ヨダさんは既に「居酒屋生活25年!」だの「人類が、殖え過ぎた人口を…」だのと濃いパロディをやっちゃってますんで「ばっかもーん!」くらいではパロディと気付かれないような気もしますが(笑)
ミルクティー
2011年06月15日 21:53
よく考えるとそうですよね。
そもそもヨダさんの存在そのものが「ヨーダ」のパロディーですし。しかも3年間も登場した常連客に対し「ばっかもーん」という発言もいけませんし。大変ご迷惑おかけしました。
チョルス
2011年06月16日 20:10
>権兵衛さん
2006年頃は他の映画の宣伝なども多く行われていて、それに伴ってかは分かりませんが、確かにパロディも多く取り入れられていた気がします。
「絶望した!」は、私は元ネタの作品を知らないため、気づきませんでしたが、そのパロディもありましたか。作品は知らなくても、「絶望した!」は近年ネット上で散見するようになりまして、この台詞そのものは数年ほど前に知りましたが。
かなりマイナーな作品からもパロディを行ったこともあるのですね。おそらく、当時のスタッフの中のその漫画を気に入っていた人がいたのかもしれません。
「バカモン」くらいなら、長谷川町子美術館もさすがにクレームをつけたりしないでしょうが、それ以上に露骨にやると分かりませんね。もっとも、「サザエさん」の版権管理は昔ほど厳しくなくなっているみたいですが。

>青たこさん
マスター本人が他のパロディをやっているわけですね。社会的にも、この手のお遊びには寛容に受け止められているみたいです。前述したように、「バカモン」程度なら問題はないでしょう。

>ミルクティーさん
そういえば、マスター本人も「スターウォーズ」のキャラクターのパロディでしたね。常連客でもあまり変な言動を働けば「バカモン」もありかなと思ったりもします。特に迷惑がかかったことはありませんので、お気にされる必要はありませんよ。
ノンノン
2011年09月08日 19:39
やっぱクレしんサイコーですよね。毎回見ます。
チョルス
2011年09月09日 00:54
ですよね。ぜひ毎回観てください。ただ、テレビアニメは10月下旬まで放送がありませんが・・・。

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