クレヨンしんちゃん分析録

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zoom RSS 発禁処分?フィンランドのクレヨンしんちゃん

<<   作成日時 : 2009/05/31 08:24   >>

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「北欧」と呼ばれる国は5つあります。「北欧」の定義によっても異なるでしょうが、一般的にはアイスランド、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドの5つの国を指します。そして、スカンジナビア半島に国土を持つ国は、西からノルウェー、スウェーデン、フィンランドです。

「クレヨンしんちゃん研究所」の海外編では、海外ではどの国がいつからクレしんを放映しているのかも掲載していますが、北欧の5ヶ国うち、クレしんを放映している国はアイスランド(2004年1月)とデンマーク(2004年2月)、つまりスカンジナビア半島には属さない2カ国のみということになります。もっとも、リンク先のデータは4年前のものでやや古いですから、現在は状況がかなり変わってきているかと思います。

ここで思うのですが、フィンランドでは既に紹介されているかどうか分かりませんが、おそらくそのまま紹介されるという事はあり得ないでしょうね。フィンランドでクレしんの単行本をそのまま出版したり、アニメを深夜以外の時間帯で放映するのは不可能かと思います。

というのは、実は私、スウェーデン語版とフィンランド語版のクレヨンしんちゃん、ではなくドラゴンボールの単行本を持っているのですね。かなり以前になりますが、私はこの二つの国に旅行に行ったことがあり、両国の首都のストックホルムとヘルシンキの書店などでクレしんを探しましたが、無かったのでドラゴンボールを購入しました。

大体、海外に行ってクレしんが無い場合は鳥山明氏の漫画を代わりに買うことが多いのです。それで、帰国してから両国のドラゴンボールに大きな違いがある事に気付きました。Wikipediaの「ドラゴンボール」の項目には以下のような記述があります(5月31日現在)。


フィンランドではSangatsu Manga社から単行本が出版された。しかし4巻を出版した時点で「児童ポルノにあたる描写がある」という理由で一時期販売禁止になってしまったことがある。後に全巻が出版されたが、一部修正が施されている。アニメも放送されたが、こちらも児童ポルノを連想させるシーンが夕方の放送にふさわしくないという理由で、番組の途中で急遽放送が中断され夜中に再放送されたことがあった。


誰にでも編集できるWikipediaの記述については注意を要するのは言うまでもないのですが、この記述は正しいと思います。

なぜなら、私はスウェーデン語版とフィンランド語版の単行本の、それぞれ5巻を持っているのですが、(以下、ドラゴンゴールを知らない人には分かりにくい記述がしばらく続きます)この単行本の中には、天下一武道会の最中、悟空が大猿になってしまい、それでジェッキー・チュン(亀仙人)がかめはめ波で月を破壊し、悟空を人間に戻すという話が出てきます。大猿になったことで、悟空は服が破けて素っ裸なのですが、この素っ裸の悟空のシーン、スウェーデン語版では無修正なのに対し、フィンランド語版では修正が加えられています。

いわゆる描き文字、つまり擬音などの写植以外の文字で悟空の性器の部分が隠されています。今は手元に無い(日本の実家に置いてきてしまった)のでうろ覚えなのですが確か「WAHAHAHAHAHA」とか「GOKUUUUUUU」とかいった感じだったと思います。作中では悟空は武道大会の試合の最中で、素っ裸でいて観客から笑いを誘っていたわけで。

上記の引用では、「4巻を出版した時点で」とありますが、そういえば4巻にも似たようなシーンがあります。悟空の尻尾が本物なのかとクリリンたちが疑い、悟空が道着のズボンを脱いでお尻を見せて尻尾が生えているのを確認させるシーンですが、ここでも性器が描かれています。Wikipediaの記述が正しければ、おそらくこのシーンで引っかかったんでしょうね。私はフィンランド語版の4巻は持っていませんが、同じような修正が施されているはずです。

ちなみに、この時の悟空の年齢は12歳で、それでもかなり幼い外見なんですね。性器の描写にしてもしんちゃんのぞうさんのような他愛のないものです。日本人の感覚からすると、別にいやらしくもなんでもないシーンのはずなんですが、フィンランドでは児童ポルノとしてアウトになるんですな。隣国のスウェーデンは大丈夫だというのに(そういえば、フィンランドではフィンランド語だけでなくスウェーデン語も公用語で、確かスウェーデン語版のドラゴンボールもヘルシンキで売られていたと記憶しています。この単行本はどうなのか、チェックするのを忘れました。まあ、この時はまだ修正には気付きませんでしたが)。

そうなるとですよ、仮にフィンランドでクレしん(特に初期の話)が放映されても、一発で放映禁止、もしくは深夜番組行きですね。映画の「踊れアミーゴ」でしんちゃんがカセットテープを使って「オトナマンモス」をやるシーンがありますが、あんなのフィンランドの検閲官や人権団体を発狂させるのではと思ったりします。

北欧、というより欧米では児童ポルノ(つまり児童虐待)の問題が日本よりもかなり深刻なようで、取り締まりも非常に厳しいわけです。しかしまあ、フィンランドのケースはやや特異でしょう。このような取り締まりが法的判断なのか、検閲官の個人的な判断なのかは分かりません(後者のような気がします)が、クレしんなんかまずフィンランドではまともに紹介できないことは容易に想像できます。インドでも放映禁止になる等、クレしんはいろんな意味でおゲレツ作品として国際的に認知されていると言えなくもないようで、なぜか妙に嬉しくなったりしますです。

一応、言っておきますと、フィンランドは住みにくい国かと言うと、そんな事は全くありません。(北欧はどの国もそうですが)福祉が非常に発達しており、日本よりも人権が尊重されていると言える、まさに人権先進国と呼ぶにふさわしい国です。ですから、ドラゴンボールの規制も人権重視が行き過ぎた結果だと言えなくもないわけです。

もっとも、フィンランドでクレしんを持ち込んでも、公にしない限りはお咎め無しだとは思います。ただし、実際に持ち込んで児童性犯罪者として逮捕されても、管理人の私は一切の責任を負いかねますので。フィンランドは死刑が廃止されており、取り調べでも日本のような精神的に圧迫させるようなやり方ではないでしょうから、タイーホされても大丈夫だと思います。カツ丼は出ないでしょうが(・・・って、何を言ってるんだ)。

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