奇跡!クレヨンしんちゃんの監督

終了!映画クレヨンしんちゃんの続きです。
さて,劇しんは「ジャングル」で興行収入が多少回復したわけですが,まだまだ油断できないわけですね。ところが,原監督は何を思ったのか,「ジャングル」の次回作ではまたしても自分の趣味を前面に出した作品を制作することになるのですね。原監督の趣味を優先させた劇しんの作品で,これまで大きな成功を収めた例はなく,それどころか前々作の「温泉わくわく」ではむしろ失敗したというのに。自分の趣味をあまり出さず,子供向けを意識した「ジャングル」で回復したのですから,劇しん存続のためには引き続き子供向けでやるのが筋なのではと思うのですがね。
しかし,原監督はそのような考えには捉われず,あえて自分のやりたいようにやってしまったわけですね。この辺りは,しんちゃんと原監督の性格が意外とそっくりであることを示唆しているような気がしないでもないです。
その結果,完成したのが「嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」ですが,これが大きな反響を呼び,興行収入は歴代3位!興行収入を立て直すだけでなく,クレしんの社会的評価までも高めました。この奇跡のような成功を収めた辺りも,まさにしんちゃんの性格を思わせるものです。
そして,原監督は再び自分の趣味を前面に出した作品を着手することになります。これが「戦国大合戦」で,興行収入は「オトナ帝国」ほどではなかったものの,それでもかなりの収入を獲得しました。さらに,文化庁を始めとする多くの賞まで取ってしまったのですから,クレしんの社会的評価を最も高めた劇しんである事は間違いないでしょう。
原監督は「戦国大合戦」で監督を辞め,「踊れアミーゴ」以降は制作に関わらなくなったようですが,原監督以降の劇しんは毎年好成績を収めています。この背景には,「オトナ帝国」と「戦国大合戦」で大きな反響を呼んだ時の影響が未だに存在すると考えられます。
その影響の大きさは,「アニメーション監督 原恵一」という本が晶文社より発行されたことからも言えると思います。制作に関わらなくなっても,原監督は今も劇しんに力を与え続けていると言えるでしょう。

ムトウ監督流パロディシリーズ(その12)、でした。

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