クレヨンしんちゃんテレビ15周年記念&ウルトラシリーズ40周年記念

本日、テレビ15周年記念のスペシャルという事で、劇場版第9作の「嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」が放映されました。「オトナ帝国」のテレビ放送は、確か3回目だと思います。2002年の春、2004年の秋、そして今回と。2004年の頃の冒頭の番組紹介のナレーションはしんちゃんがやっていましたが、今回はひろし(というより藤原啓治氏)がやっていましたね。
というわけで、今回の放送の感想を。まあ、「オトナ帝国」の感想は談話室でもさんざん書いてきたのですが、今回鑑賞して、改めて気付いた点などを。
冒頭のひろしSUNが登場する場面ですが、あそこでかかるBGMは明らかにウルトラマンのパロディですよ。なお、現在私はウルトラマンの主題歌のCDを聞きながらこれを書いているので、一層そのように感じます。
で、しんちゃんが正義のヒーローは顔を隠しているものだと言いますが、全くその通りですよ。モロボシダンは、実は自分がウルトラセブンである事を隠し通そうとしたからこそ、ウルトラセブンの最終回「史上最大の侵略(後編)」でダンがアンヌに自分の正体を遂に話してしまうところが名シーンになりえたのです。なお、先ほどウルトラセブンの歌になりました。それで、こういう露骨に顔を出してる不自然さからも、この20世紀博なるものが眉唾であるという伏線が既にしかれていると考えるのは私だけでしょうか。
ところで、ウルトラセブンと書きましたが、今回鑑賞して思い浮かんだのが、ウルトラセブンなのです。ウルトラセブンについて書きますと、円谷プロのウルトラシリーズの(ウルトラQ、ウルトラマンに続く)第3作目として放映されたのですが、このウルトラセブンはウルトラシリーズ、ひいては特撮ものの最高傑作だと評されることが多いそうです。
これは、作品のテーマが単に正義の味方が地球や地球人を宇宙人の侵略から守るというものだけでなく、例えば、第42話の「ノンマルトの使者」のように、地球人こそがかつて地球で暮らしていたノンマルトを海底に追い払った地球の侵略者の末裔なのではないかという、「正義」の概念を根底から揺さぶるといったかなり重いテーマも扱われているのですね。
で、この「ノンマルトの使者」をクレしんに当てはめた作品こそが、この「オトナ帝国」ではないかと思いました。このノンマルトこそがケンとチャコであり、正義について悩むセブンこそがひろしやみさえ、そして人類こそが21世紀の匂いなのかと。
さらに拡大解釈すると、ウルトラシリーズの「オトナ帝国」こそが「ウルトラセブン」なのではと思ったりしました。「ノンマルトの使者」がウルトラセブンの中でも最高傑作と評され、またウルトラセブンも前述したようにウルトラシリーズの最高傑作とされ、現にウルトラシリーズでその前にQやマンを押さえて最初にDVD化されていることからも、その事がうかがえます。「オトナ帝国」も「ハイグレ魔王」と共に、最初にDVD化された劇しんの作品ですからね。
というわけで、今回の私の気付いた事をまとめると、「オトナ帝国」は狭義に言えばウルトラセブンの「ノンマルトの使者」と類似しており、広義に言えばウルトラセブンそのものに類似しているというわけです。
なお、ラストにしんちゃんが階段を駆け上がるシーンは、ウルトラセブンの最終回「史上最大の侵略(後編)」で怪獣のパンドンとの最後の戦いに挑むセブンに似ていると思いませんか。
ところで、しんちゃんはオトナって楽し~いと言うシーンがありますが、楽しいですよ~。談話室に「オールナイトレポート」がバカスカ書けますし(笑)。
さあ、来週はいよいよ「ロード・オブ・ザ・イカリング」。今回の放送でもさんざん宣伝のテロップ流していましたが、よほどの出来だと期待して良いみたいですね。という事は、「酢乙女家の一族」(2002年9月28日放送)よりも面白いでしょうね。そうじゃなかったら、あんなに宣伝している意味は無く、単なるハッタリということですから。

この記事へのコメント

マイケル村田
2014年03月28日 22:05
ひろしSUNの撮影終了後にしんちゃんが「正義のヒーローは普通、顔を隠しているんだぞ」と突っ込んでいますが、それを言ったらスペクトルマン(パイロット版)、シルバー仮面、ライダーマン、電波人間タックル、ミラーマン(パイロット版)は少しだけ顔を出していますよ…(口と鼻だけしか見えないけど…)。まぁ「とんねるずのみなさんのおかげです」での仮面ノリダー、仮面ノリダーV2、ウルトラマンゼアス パロディ編では顔丸出しだし…。

チョルス
2014年03月29日 22:14
そういえば、顔をちゃんと隠していないヒーローもけっこういますね。もっとも、ひろしSUNの場合はいかにも「顔」を強調している感じで、ひろしの露骨で子供っぽい自己顕示欲に対する反感が、しんのすけにはあったのではないかとも思います。

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