なんとまあ、けったいなケータイ!

「父ちゃんと遊んであげるゾ」
中国の文豪、魯迅の作品集「野草」の中に「賢者と愚者と奴隷」という作品があります。奴隷を救おうにも、具体的方法が見つからず何も行動を起こさない賢者、物事をよく考えずに救ってやろうと行動しだし、奴隷の状況をますます悪化させてしまう愚者を描いた作品ですが、この話を観ている時に思い起こさせました。

私の言いたい事がもうお分かりでしょうが、ひろしはまさに愚者を連想させるわけです。もっとも、しんちゃんら4人は別に奴隷のような状況に置かれているわけではないですが、魯迅が上記の作品で言いたかったと思われる、「頭の足りない人間が何かを改善しようと行動しても、却って状況を悪化させてしまう」という一種の批判精神は一致していると思うのですね。

もっとも、私は最初観た時、ひろしが何か悲惨な目に遭うと思いました。いつもそうだったし。しかし、今回はひろしが上位の立場になっており、非常に珍しくかつ妙な爽快感が私の頭に残りました。いつもひろしはひどい目に遭っていたので。

オヤジギャグカルタか・・・。すごいな、どこか商標登録して販売してくれないかしらん、とおもいます。作中で登場した札は、

ボーちゃんが鼻水で(!)取った、「ふとんがふっとんだ」(漫画家の桂正和氏の考えたシャレだと鳥山明氏が『Dr.スランプ』の中で触れていましたね。そう言えば『ドラゴンボール』でも使用されていました)、
風間君と取り合いになり最終的にマサオ君が取った「アルミ缶の上にあるみかん」、
しんちゃんが(チョンボして?)取った「トイレに行っトイレ」、
で、ひろしが後で言っていた「コーディネートはこーでねーと」、「このおにぎりの皿は、ホントはサラダを入れる皿だ」

それにしても、「アルミ缶の上にあるみかん」がなかなかうまいと思いましたね。これを聞いた瞬間、「素晴らしい、最高のギャグだと思わんかね」、ついでに「おお!は、はは!見ろ!札がゴミのようだ!はっはっはっは・・・」なんて思ったりもしました。ひろしのお気に入りの「トイレに行っトイレ」も見事だと思いましたが、私のギャグセンスもオヤジなんでしょうかね。
この後のおやつで4人が欲しがっていたのは

風間君「コブンオヤブン―こだわり杏仁豆腐スペシャル」
マサオ君「チビスポット―トロピカルパフェ」
ボーちゃん「レーセン―鮭のおにぎり」
しんちゃん「ヨンクス―ピリピリチキン(ポテト付き)」

ですね。レーセンとはなかなかなネーミングですね。この名前を初めて広めたのはウォルター・リップマンというアメリカのジャーナリストです(興味のある方は自分でお調べください)。
ひろしは焼きおにぎりを作ると言いますが、なかなか身近なものですよね。しかし、私は焼きおにぎりはあまり好きではありません。嫌いというわけではありませんが、普通のおにぎりの方が好きですね。

ところで、この話を観て思ったのですが、「子育てにとても大切な27のヒント」(双葉社)の汐見稔幸教授にもこの話を観てもらいたいですね。テレビアニメの他の作品も色々観ていただき、しんちゃんの子育て本第3弾を出していただくという企画をあってもいいのではと思いますね。

「おかえり、むさえちゃん!だゾ」
原作ではむさえが出ていってから、作品にむさえの色が全くなくなってしまいましたが、アニメではズルズルと引きずっているのですね。おそらく原作できっと今頃も連図さんと共に撮影の旅なのでしょうね。しかしまあ、先週の放送からわずか一週間ですか。と、言うところでしょうが、先週の放送が12月14日の出来事で今回の放送が本日1月25日の出来事と考えれば、一応一カ月以上は旅に出ていたですのよね(4、5日前に帰ってきたと言っていましたし)。

むさえは居候していた家の荷物を置きっぱなしで、それを野原一家が届けに行く。似たような話がありましたね。一人暮らしのOLがさらに広いマンションに引っ越した。すると母親が見に来て、突然実家から大量の荷物を送りつけてきた。しかしそれは、そのOLが実家に残してきた荷物だった。そのマンションなら収容できるだろ、という話。確か、「OL進化論」という4コマ漫画にそういう話があったと思います。ただ、クレしんの場合はむさえの方から送ってくれと、立場が逆転しているのですがね。

むさえは着る服のバリエーションが少ない、色気よりも食い気のタイプ・・・、私と同じですね、むさえは。まあ、私も寝るのは好きだし、同人種なんでしょう。

で、むさえに自分の着ていない服を譲ってやろうとみさえは言いますが、しんちゃんの3段腹のシーンはなかなか気に入っています。しんちゃんが可愛いので。他にも不要品やダイエット食品なんかを渡そうと画策します。まあ、人間の親切心の裏なんてそんなものですよね。
「お引越しってなんだかワクワクするね」、しんちゃんのこの台詞は子供の心をよく理解した名台詞だと思います。ひろしがその後に大変であると返すのもなかなか見事です。この後の、クレしんならではの女房も新しい方が良いと言うひろしの台詞、女房なら加えるのは家ではなく畳では、というくだらない事を考えていました。

で、車のトランクに入りきりませんが、あのシーンを観ると、「戦国大合戦」でよくもまああんな大量の荷物を強引に入れたと思いますよ。紙おむつやボディブレードなんかも含めて。
さて、むさえが引っ越したのは、先週の次回予告でも「まさか」とは思っていましたが、またずれ荘ですか。って、「ずれ」が抜けてますね。「また荘」ですが、なんで「ずれ」が抜けているのか、これってどういう意味があるのでしょうか。この作品で、大家さんや四郎君が登場するのを少し期待していましたが、今回はむさえだけでしたね。

それにしても、原作はともかくアニメでのまたずれ荘の話って、私はそれほど観ていないのですよね。野原一家がまたずれ荘に引っ越していた2001年~2002年の頃、私はテレビアニメをあまり観ていなかったために。ただ、近いうちに私はまたテレビアニメがほとんど観られない状況(かつては観る気が無かった、しかしいずれは観ることができない)になると思います。大学卒業後は留学ということなので。向こうでも日本のテレビ朝日の電波は受信できますかね。

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