クレイジー・トラベル(その66)

ルーヴル美術館見取り図 

さて、午後9時になり、いよいよ入場開始ですが、なかなか中には入れません。というのは、ピラミッドの入り口前では荷物検査があり、これが時間をくうのですね。まあ、それでも大したことはないのでしょうが。
荷物検査が終わって、地下の自動販売機で入場券を購入すると、私は真っ先にモナリザを目指しました。クレイジー・トラベル(その43)の中で触れている「学校の怪談に挑戦する」の中に、モナリザは朝の開館間もない時は、空いていると書いてあったので。
ただし、この時私は、シュリー翼の方から行きました。モナリザを目差すのであれば、ドゥノン翼の方からが近いのに、なぜわざわざシュリー翼から入ったのかというと、要するに、これまでドゥノン翼から出入りしていたので、違うとことから入ってみたいと思ったわけです。
で、シュリー翼から入った私は、まず地下1階から2階へと駆け上がり、その次にドゥノン翼へと移動しました。そして、モナリザのある部屋に到達し、モナリザの前に立ちました。この時は、人が全くいないというわけではありませんでしたが、非常に空いており、じっくりと鑑賞する事ができました。この時のモナリザも、私に対して優しい微笑を見せてくれていました(モナリザの笑みについては、クレイジー・トラベルのその42その43を参照)。これが、事実上モナリザの最後の鑑賞となりました。
この後、まだ見ていないところや、サモトラケのニケやミロのヴィーナスなど、もう一度見ておきたい作品を回りました。まだ見ていないところといえば、ナポレオン3世の居室やアッシリアの有翼人面牡牛像などです。ナポレオン3世の居室はなかなかの見応えがありましたね。アッシリアの有翼人面牡牛像も相当凄かったです。
ただ、この時の私は、旅の疲れがかなりたまっており、また広大な美術館をあちこち回っていたので、かなり相当疲れ、イスに腰掛けて休むという事が何度もありました。特に、ハムラビ法典の近くの下の階に大きな黒いソファーがあり、そこにどっかと座り、疲労を回復させもしました。このソファーのおかげで、随分体力が回復しましたが、焼け石に水に過ぎないとも言えますが。まあ、それでも私はすべての展示を回ることができました。
他に印象の残った作品を挙げると、ドゥノン翼の地下にある、グレーゴル・エーアハルトのマグダラのマリア(1515年か20年頃の作品)などがあります。というのは、この像の容貌が、何か私の親戚の女性と似ていなくもないかなと思ったので。
また、大スフィンクスというファラオ時代のエジプトの作品も、ドゥノン翼とシュリー翼の間のところにあり、何度も見かけたため、非常に印象に残っています。こうして、私はとりあえずルーヴルの作品を全て制覇したこともあり(目を通すだけというのも多かったですが)、ルーヴルを出ることにしました。
ちなみに、私はルーヴルを出る直前に、もう一度モナリザの部屋に行きましたが、その時には大勢の客でごった返していました。やはり、開館後に真っ先に行ったのは正解だと思いました。
というわけで、私はまだ一度も出入り口として利用していなかった、リシュリュー翼から出ました。ルーヴルを出た時、時計は午後1時を指していました。開館開始の午前9時から、実に4時間いたことになります。こうして、私は2月15日(午後6時~9時)、17日(午後6時~9時過ぎ)、その日の18日(午前9時~午後1時)と、計10時間以上もルーヴルを回ったことになります。10時間かけて、どうにか全ての作品を回ることができたのですが、じっくり見て回ろうとすると、それでもとても足りないくらいです。とにかく、とてつもなく広いというのがルーヴル美術館なのです。

"クレイジー・トラベル(その66)" へのコメントを書く

お名前
ホームページアドレス
コメント

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。