『野原ひろし 昼メシの流儀』の第68話

『まんがタウン』2021年8月号(2021年7月5日発売)に、『野原ひろし 昼メシの流儀』(キャラクター原作:臼井儀人 漫画:塚原洋一)の第68話「もやしそばの流儀」が掲載されました。いつも通り、ページ数は16ページです。

12時半近く、昼メシに出たひろしは、川口がめちゃくちゃうまそうにカップ麺を食べているところを見ていたことから、頭の中がラーメンで一杯になり、ラーメンを食べようと意気込みます。

すると、ラーメンの屋台を見つけ、しかも誰もいません。話のタネに入ってみることにしたひろしは、店主からメニューを見せられます。メニューはもやしそばの塩か味噌の2種類のみで、値段は500円です。

店主は語尾に「なのす」とか「ますて」を付けて話し、ひろしは方言なのかと気になりつつも、店主の話を聞きます。農家をやっている弟から毎朝採れたての緑豆もやしを直送してもらっていて、もやしにこだわっているそうで、もやしを一番美味しく食べられるように試行錯誤した結果、塩味と味噌味のスープのラーメンなんだそうです。

ひろしは、早速もやしそば塩味を食べてみることに。具はあくまでももやしがメインで、他はコーンに人参とネギだけというシンプルな作りです。スープは屋台とは思えない本格的な味でして、とろみのスープが麺とよく絡みます。シャキシャキのもやしも、スープともよく絡みます。コーン、ネギ、人参もいいアクセントになっています。

さらに店主によると、隠し味が入っているとのことで、紙に山椒魚がかかっていまして、そこから山椒であることが判明。その山椒は屋台を始める時に奥さんと記念に庭で植えたものですが、その奥さんはもういないとのこと。

その話にウルッと来たひろしはラーメンを食べ終えて、味噌味についての話も聞きます。味噌味はまろやかなポークやチキンをベースに三種の味噌を用意していて、ジンジャーやガーリックの香味野菜の旨味を加えたものとのこと。そして味噌味の隠し味は、インド象の置き物がありまして、そこからカレーであると判明。

カレー粉はインドにいる愛人が送ってくれるそうで、実は奥さんは店主のラーメンへのこだわりと愛人問題のせいで出て行ってしまったそうです。失望したひろしは、さっきの感動を返せと思うのでした。

双葉商事に戻ると、川口から塩と味噌しかないもやしそばの屋台は、クセの強い店長がいる伝説の店であるという話を聞かされます。いつどこで食えるか分からず、昼の時もあれば夜の時もあり、「神出鬼没のラーメン屋台」とネットで話題になっているそうで、それを知ったひろしは、無理してでも味噌味でも食べておけばよかったと後悔しました。

翌日以降、ひろしは付近を探しましたが、二度と屋台が見つかることはありませんでした。

月刊まんがタウン 2021年 08 月号 [雑誌]
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この記事へのコメント

なかい
2021年07月08日 01:00
初めてコメントさせていただきます。
オタケベ!カスカベ野生王国見ていて四膳の過去が語られるシーンで、人の絵がどこかで見たことがある気がしたので、もし元ネタをご存じならば教えていただきたいです。
ちなみにモチモチの木かと思ったのですが違いました。
https://abema.tv/video/episode/551-1_s0_p17 1:04:44-1:06:16
2021年07月08日 06:55
コメントありがとうございます。『カスカベ野生王国』の四膳守が過去を語る場面の影絵ですが、何らかのパロディというわけではなく、単なる表現手法の一種だと思います。ですから、元ネタは特に無いと考えられます。
なかい
2021年07月21日 00:03
遅くなりましたが、お返事ありがとうございます。
そのような手法があるとは知らなかったので勉強になりました。
2021年08月22日 13:26
私はああいう影絵を、過去に何度か見たことがあります。異なった雰囲気を出す時などに使われるようです。