『野原ひろし 昼メシの流儀』の第41話

『まんがタウン』2019年5月号(2019年4月5日発売)に、『野原ひろし 昼メシの流儀』(キャラクター原作:臼井儀人 漫画:塚原洋一)の第41話「皿うどんの流儀」が掲載されました。いつも通り、ページ数は16ページです。

その日の昼、ひろしは居酒屋ランチに行こうということになり、居酒屋がいくつもある路地に行き、「居酒屋 こじんまり」という店の前にある、以下のメニューに目が留まります。

長崎皿うどん 650円
A. 豚しょうが焼き定食
B. サバ塩焼き定食
(ごはん. みそ汁. お新香)

この店は周囲の中ではひと際ボロいのですが、こういう店がうまかったりするからということで、皿うどんが気になるし、中は意外ときれいかもしれないので、入ってみます。

しかし、中はもっとボロいです。あちこちガムテープで補修してあって、なんともみずぼらしいのです。カウンターの中にいる二人のじいさんのどちらかが店主らしく、おそらく若い頃に開業して以来、店内の様子は何十年もそのままという感じです。なんか、昭和時代、というか下手したら戦前かもしれないポスターまであります。

とりあえず注文することに決めたひろしは、長崎皿うどんを注文します。

水はセルフサービス、ひろしの左にサラリーマンの2人連れ、右側にじいさん1人、L字の奥には学生風が2人と、お客はまぁまぁ入っているので味の方は問題無さそうと判断するひろしです。

花粉症の気があるひろしがティッシュを探すと、じいさんがティッシュをくれます。しかもこのじいさん、サラリーマンらしき客のスマホの電源が切れそうになると、モバイルバッテリーをくれて、学生らしき客のコンタクトがずれたとなると、手鏡を出します。

完璧な気配りですが、このじいさんは一度も目線を上げません。声や音、視界の端のぼんやりした動きだけで完璧に対処しているというわけです。

奥のじいさんは火を使って調理、手前のじいさんは火を使わない作業と客への対応と、役割分担が決まっているようです。

二人のじいさんは見事な連携プレーで、しょうが焼き定食を出します。

まさにこの二人の動きには無駄が無く、おそらく何十年も積み上げられてきた熟練の業で、店が古いというのは料理人が熟達しているということです。

さて、長崎皿うどんが来ます。

けっこう量がありまして、まずはパリパリの麺をほぐして、あんと具をからめて、口に入れます。パリパリの麺がおやつみたいで、それにあんかけ野菜炒めを一緒に食べる感じです。

野菜はキャベツにもやし、ピーマン、玉ねぎ、その他にかまぼこにコーン、さつま揚げにエビ、豚肉にきくらげと言った、色々な具と絡めてパリパリの麺の口に運ぶわけです。一緒に食べる具によって何度でも新たな美味しさを楽しめるのです。

半分食べたところで、しんなりした麺が出てきます。美味しい具とパリパリ麺としんなり麺のダブルで楽しめるわけです。

その夜、ひろしは川口にその店に連れられて行きます。川口によると、皿うどんがネットで評判らしいのです。もちろん、ひろしは味をよく知っています。しかし、、店に行ってみると、この日の皿うどんは既に終了していました。

川口は他の店に行こうと提案しますが、ひろしはここで良いと言います。きっと他の店もうまいはずだという、店に対するひろしの信頼が再び店に足を運ばせることとなったわけです。


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