さいたま郷土かるた、かすかべ郷土かるた

「さいたま郷土かるた」というものがあります。

要するにかるたの一種です。「さいたま」と平仮名での表記が正式ですが、さいたま市だけでなくさいたま市以外の埼玉県の自治体についても触れているので、「埼玉郷土かるた」という表記が適切だと思います。

それはともかく、「さいたま郷土かるた」がどういうものかというと、さいたま市子ども会育成連絡協議会のサイトから以下に引用します。


 さいたま郷土かるたは、県内の子供たちに地元埼玉の歴史を良く知ってもらおうと、昭和57年に作られました。
 このかるたには県内の名所・旧跡や文化・特産物などが、美しく分かりやすい絵札と読み札で紹介されていて、遊びながら郷土埼玉を知ることが出来ます。
 46枚の札を取り合うかるた大会は子ども会の全県的行事になっていて、毎年、市町村の地区大会から市町村大会、ブロック大会、県大会まで開催されます。
 さて、あなたの街は、かるたに詠まれているでしょうか?



この「さいたま郷土かるた」は20世紀版と21世紀版の2種類あって、埼玉在住の私は小学校3年生の時に20世紀版のかるたで試合をした記憶があります。

20世紀版は以下の通りです。


あ 荒川は 豊かな埼玉 つくる川
い 一枚に 心をこめて 小川和紙
う 梅の花 越生の里の 春日和
え 江戸に米 舟で運んだ 通船堀
お 荻野吟子 日本の女医 第一号
か 金讃の 緑を映す 鏡岩
き キューポラの ならぶ川口 鋳物まち
く くっきりと 大だこ揚がる 宝珠花
け 県の旗 まがたま十六 心の輪
こ 子どもの日 大空泳ぐ 加須の鯉
さ 狭山湖を 香りでつつむ 茶の畑
し 重忠の 面影のこす やかた跡
す 住む人の 暮らし支えた 野火止用水
せ 千年の 歴史伝える 慈光の山寺
そ 空高く のびよ埼玉 ケヤキの木
た 玉淀に 映る鉢形 城の跡
ち 秩父路の 夜空にひびく 笛たいこ
つ 土の香に ふるさとの味 深谷ねぎ
て 鉄剣の 百十五文字 稲荷山
と 栃本の 関所越えして 甲斐信濃
な 長瀞は 地質の宝庫 岩だたみ
に 日本の 産業育てた 渋沢翁 を
ぬ 沼や池 代用水で 田にかわる
ね 姉さんの 幼い思い出 ひな人形
の 農民の 苦しさ語る 秩父事件
は はばたけシラコバト 県の鳥
ひ 百穴は 古代の人の 墓の跡
ふ ふるさとの 伝統工芸 桐たんす
へ 平家の士 討って涙の 直実公
ほ 宝蔵寺沼 ムジナモ 国の記念物
ま 万葉の 昔をしのぶ 小崎沼
み 見えずとも 心で学ぶ 塙保己一
む 武蔵一の宮 氷川神社の 大湯祭
め 明治四年 うぶ声あげた 埼玉県
も  森の道 ペダル軽やか 森林公園
や やぶさめで 馬に乗る子の 勇ましさ
ゆ 雄大な 流れが光る 坂東太郎
よ 養蚕の 技術進めた 木村九蔵
ら 羅漢様 笑顔泣き顔 勢揃い
り 両神山 ヤシオツツジに コノハズク
る るり色に 輝く秩父湖 二瀬ダム
れ 霊場を まわるお遍路 秩父谷
ろ ローム層 郷土をおおう 火山灰
わ 輪になって 秩父音頭で 盆踊り
を 埼玉を かざる県花は サクラソウ
ん 草加宿 今に伝わる 手焼きせんべい



特に「あ」の「荒川は 豊かな埼玉 つくる川」は、今も荒川を見るたびに思い出すほど、非常に強い印象を受けました。1990年代後半に小学校を卒業した後、私は「さいたま郷土かるた」とは縁が無くなりましたので、21世紀版が作成されていることは最近まで知りませんでした。21世紀版を以下に引用します。


あ 朝露に ぬれて輝く 古代蓮
い いざ出陣 太平めざし 直実公
う 宇宙まで 夢をとどけた 若田光一
え 栄一も 食べたネギ入り にぼうとう
お おりづるに 願いをこめて 小川和紙
か 川越の 音なりひびく 時の鐘
き 巾着田 真っ赤に染める 彼岸花
く 雲よりも 高くとんでけ シラコバト
け ケヤキの木 セミも木かげの 夏休み
こ 古墳群 武蔵の豪族 眠る墓
さ サクラソウ かれんに優しく 県の花
し 初夏つつじ 秋は紅葉の 両神山
す 澄みきった 空に向かって 龍の舞
せ 清流に 生き長らえよ ムサシトミヨ
そ そびえ立つ 高山不動の 大イチョウ
た 体育祭 秩父音頭で もり上がる
ち 町民が 歌舞伎役者の 小鹿野町
つ 通船堀 江戸まで結ぶ 川の道
て 伝統の ささら獅子舞 受け継ぐ子
と 遠い旅 道筋語る 利根の水
な 夏の夜 鉢形城に 咲く花火
に にらめっこ 武州だるまの 目を入れて
ぬ ぬくもりが 藤からあふれる 玉敷神社
ね 眠りから さめたオニバス 北川辺
の 農民の 苦しみの形 秩父事件
は 版木にて 歴史をきざみ 名を残す
ひ 百穴の 自然の宝庫 ひかり苔
ふ ふるさとの 桜の名所 権現堂
へ ベーゴマは 鋳物のふるさと 川口産
ほ ホイッスル ひびけ心の スタジアム
ま まが玉は 過去と未来の 首かざり
み 見沼の田 歴史を映し 空かつぐ
む 武蔵野の 面影残る 平林寺
め メロディに ふるさとのせて 下總皖一
も 森の中 トトロをさがす 大冒険
や 流鏑馬で 矢を射る子らの 武者姿
ゆ 夢の森 笑顔あふれる ミューズパーク
よ 嫁に行く 娘に親から 桐タンス
ら 羅漢さま どこか似ている 友だちに
り 林業に 命捧げた 本多静六
る ループ橋 雁坂越えて 桃の里
れ 連綿と 催馬楽神楽 響きあり
ろ ローム層 赤土吹き上げ 風に舞う
わ 和装の美 今に伝える ひな人形
を 女医一号 未来を開いた 荻野吟子
ん シンボルは さいたまアリーナ 新都心



21世紀版はさいたま新都心のアリーナが加わっていたりと、20世紀版には無かった施設が加わっています。一方で、「の」の「農民の 苦しみの形 秩父事件」のように変わっていない物もあります。

それで、春日部版は無いかなと思いましたが、検索してみたらありました。「かすかべ郷土かるた」というものが。


ただ、正式な名前は「春日部郷土かるた」ではなく「かすかべ郷土かるた」で、平仮名になっているのですよね。「さいたま郷土かるた」が平仮名なのも、子供に親しやすくしようという意図があるかもしれませんが、「さいたま」だと埼玉県かさいたま市なのか、間際らしくなりますね。もっとも、「静岡」や「大阪」も、静岡県か静岡市なのか、大阪府なのか大阪市なのかすぐに分かりませんから、たいした問題ではないでしょうが。

さて、「かすかべ郷土かるた」を以下に引用します。


あ 赤沼の 獅子舞を見て 病せず
い 憩いの場 釣り人たくさん 薬師沼
う 内牧の 梨狩り楽しい 家族連れ
え 枝広げ お葉附くイチョウ 実をつける
お 大増の 虫追い豊作 願い込め
か 風に散る 桜の花見 古隅田
き 希望乗せ 大凧高く 大空へ
く 蔵造り 面影残す 宿場町
け けやき通り 落ち葉舞い散る 秋の日々
こ 子育ては 明日の夢かけ 呑龍に
さ 最勝院 市祖の名残す 重行公
し 浄春院 夜空に響く 除夜の鐘
す 須賀神社 子ども見守る 大イチョウ
せ 先人 暮らし伝わる 花積貝塚
そ そよ風に 揺れる花房 ふじ通り
た 太鼓打ち 稲穂も踊る 神楽ばやし
ち 彫刻と 緑あふれる 公園橋
つ 月明かり 八幡神社 薪能
て 伝統の 真心込めた 桐たんす
と 年の瀬に 神明様の 酉の市
な 業平の 思いを伝える ユリカモメ
に 二百余年 歴史を誇る やじま橋
ぬ ぬかあめに 優しく咲いた 桐の花
ね 願い事 踊る獅子舞 銚子口
の 農業の 豊作祈る 榎の神楽
は 母と子の 悲しさ伝わる 梅若塚
ひ 人々の 心安らぐ 大池公園
ふ 藤の花 かおり爽やか 五月晴れ
へ 平安の 昔を語る 業平橋
ほ 盆踊り 春日部音頭で 盛り上がる
ま 街並みに ふと気になるよ 乙女像
み 魅力ある 江戸の面影 花蔵院
む 麦わらや 羽子板並ぶ 商工まつり
め 目を見張る 豪華絢爛 牛島の藤
も 萌え出づる ムクの大枝 蓮華院
や やったりの 浴衣姿で 夏本番
ゆ ユリノキ通り 四季の変化の 美しさ
よ よく学べ みんなの郷土 資料館
ら ランドセル 背負ってお参り 立野天満宮
り リズミカル 大人も子どもも 春日部サンバ
る るり色の 空を羽ばたく シラコバト
れ 歴史ある 小さな芸術 桐子箱
ろ 路傍にて 昔を語る 一里塚
わ ワッショイと 元気な掛け声 夏まつり
を 六百年 樹齢を誇る イヌグスの木
ん 龍Q館 大雨飲み込む 地下神殿



「かすかべ郷土かるた」には『クレヨンしんちゃん』について触れていませんね。平成12年(2000年)年に第1回目のかるた大会が開催されたらしいので、これが事実なら『クレしん』が含まれていなくても不思議ではないです。

2000年当時は、まだ野原一家の住民票も発行されておらず、春日部が市を挙げて『クレしん』を盛り上げていこうと姿勢はまだ稀薄でしたから。

「さいたま郷土かるた」が20世紀版から21世紀版に変わったように、「かすかべ郷土かるた」がリニューアルとなれば、『クレヨンしんちゃん』がかるたで言及されるかもしれません。

さて、調べてみると他の様々な地域でもこの手の郷土かるたが制作されいるようです。私はもう20年以上かるたをやっていませんが、かるたを通じて各地域の特性を手軽に知るのも良いものですね。

というか、「あ」から「ん」まで全部『クレヨンしんちゃん』について触れた、「クレヨンしんちゃんかるた」をぜひとも春日部市には制作してほしいと思ったりします。

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