アイドルをストーカーする事件のこと

今年の6月、驚きのニュースがありました。

AKB48の元メンバーの岩田華怜(かれん)さんという人にストーカーをしていた男が逮捕されました。

私のアイドルに対する関心は(例外もありますが)一昨日のモンテビデオの天気並みなので、岩田華怜さんのことも、この事件で初めて知りました。

犯人の大西秀宜容疑者は以前からAKBのファンの間で(悪い意味で)有名だったらしいです。最近まで岩田さんも被害を訴えていました。

朝日新聞デジタルなどの報道によると大西容疑者は岩田さんがデビューして間もない頃、2012年からファンになったらしく、ファンレターをよく送るようになったそうです。2013年11月の握手会でプロポーズしたとのことです。

ネット上では大西容疑者の履歴書がなぜか出回っていますが、それによるとこの容疑者は1975年7月25日生まれなので、プロポーズした当時は38歳でした。岩田さんは1998年5月13日生まれなので、当時15歳、中学3年生です。38歳のオサーンが中学3年生の女の子にプロポーズですか。キモイですな。大西容疑者って大阪大学と大学院を出ています。学歴と人柄は全く無関係だと元々確信していましたが、今回の事件でますます確信しました。

プロポーズはもちろん断られますが、もっとキモイのはイベント関係が出入り禁止となった後、ブログで岩田さんの家族を脅迫する文章を書いたそうです。さらに、「中学生に向かって求婚するのは、『耳をすませば』のストーリーを知ってればおかしくないコトだ」とも主張したのだとか。どうして『耳をすませば』が出てくる?この作品には中学生を求婚する場面なんて出てこないでしょ。

さらに、大西容疑者は求婚を断られると提訴までしていたそうです。2014年1月27日にあった報道の内容を、以下に引用します。


38歳のガチ恋系ヲタがAKBの15歳メンバーに結婚を申し込み、断られるなり運営のAKSを提訴! 「ホントそういうのやめてください。迷惑なんで......」と言われ、握手終了のサインを出されて握手レーンから追い出され、その直後に彼女が泣き崩れたというのに、「原告のことが嫌いで岩田華怜が泣いたのではなく、運営に本心でないことを言わされたために泣いたと確信する」「岩田華怜は1年半ぶりに原告と会ったにもかかわらず、原告に対する記憶が薄れているどころか、むしろ原告と会話した内容に対して、他のファンには感じないほどに感情が揺さぶられ泣くに至ったと、原告は推測する」「拒絶するよう、運営より岩田華怜に対して指図が出ていた可能性も十分考えられる」「運営は所属メンバー本人の意向に反してまで恋愛感情を引き裂くべきものではない」 と結論付けるポジティブ・シンキングぶりには戦慄するばかりなんですが、AKBグループ唯一の被災者としてドキュメンタリー・オブ・AKBにも出演した岩田華怜は、なんでこんなしんどい目にばかり遭わなきゃいけないのか。アイドルはつくづく大変な職業なわけですが、それと同時にとかく批判されがちなAKBの運営も大変な職業なんだなといまさら思い知らされました。借金してCD3000枚買っていた乃木坂・生駒里奈ヲタが握手会で告白してフラれたからヲタ辞めるかもと告白した騒動もありましたけど、次のドキュメンタリー・オブ・AKBは、こういうガチ恋ヲタの物語にして欲しいなー(他人事)。


38歳のオサーンが中学3年生の女の子に対して提訴ですか。キモイを通り越して完全に狂ってますな。というか、典型的なクレランボー症候群のようです。自分は好意を持っている相手に愛されていると妄想している症状のことです。

とは言っても、38歳のオサーンが中学生の女の子に恋することは、(法律上、社会通念上はともかく)それほど不思議な事ではないと思います。人間の感情というのはかなり複雑にできていて、年齢や性別を問わず、唐突に誰かを好きになってしまうということはよくあるみたいです。

しかし、普通はいくら好きになってもそういう本音をわざわざ開示して、迷惑行為に及ぼうとは思わないもので、さすがに今回の事件のようなケースは稀です。ただ、未成年のアイドルファンの中には相手に告白することを厭わない人が少なくないようです。告白するだけなら法律上は問題ないでしょうが、社会通念上はどうなのか、私には分かりません。「38歳が「中学生アイドルのバスツアー」に参加したら悲惨だった」という日刊SPA!の記事で、以下の記述がありました。ちなみに38歳と言っても、大西容疑者とは別人です。


「前の席で中学生のアイドルに『オレ、お前のこと本気で好きだから』って20代後半ぐらいの100%童貞のガチ恋派男性が告白しているんですよ。それを巧みに中学生アイドルがかわしているんです。今さら起きることもできず、寝たフリをして聞いていましたが、20代後半が中学生アイドルにマジ告白するという現場を初めて目撃しました」


私も2007年に『クレヨンしんちゃん』の映画『ケツだけ爆弾』での舞台挨拶でも、熱狂的なファンを見ました。あの時はかなりドン引きしましたが、AKB48に限らずアイドルのファンはああいう人が多いのでしょうか。

それでも犯罪行為に走ろうなんて人はほとんどいませんが、現実の妄想の区別化つかなくなり、前述のクレランボー症候群がひどくなると、今回の大西容疑者みたいになるみたいです。私は心療内科医ではないので、この考えがどの程度正確は分かりませんが。

今回の件は大西容疑者が明らかに悪いのは言うまでもありませんが、未成年者の女の子を金儲けの手段として、握手会などに動員するやり方にも疑問を感じます。まあ、ビジネスモデルとしてはよくできていますし、必ずしも違法とは言えないので、なかなか美味しい商売だとは思います。

とは言え、アイドルの握手会については見直す余地が大きいかもしれません。握手会そのものを法的に規制されるべきかはともかく、今後セキュリティ強化などはさらに進むだろうと思います。冨田真由さんの事件(小金井ストーカー殺人未遂事件)もありましたし、握手会の会場がイスラエルの空港を少し薄めたくらいの厳しい警備になるかもしれません。いや、もうなってるかな。私はアイドルの握手会に参加したことがないので、状況はよく分かりませんが。

ところで、この容疑者に言いたい。結婚ほど理想と現実のギャップの大きいものは、人生でそうは無いですよ。と、昨年結婚した私が実感している事であります。独身の頃はラブラブでイチャイチャな甘~い新婚生活を想像(妄想?)したこともありますが、いざしてみると、こんなものなのかという感じです。もう少し独身生活を満喫しても良かったような。

さて、今回の事件は前述の小金井ストーカー殺人未遂事件とは違い、相手に直接危害を加えたわけではないので、逮捕されたと言ってもすぐにシャバに出てくるでしょう。というか、起訴されても弁当(執行猶予)がついてもおかしくありません。そうなると、またストーカーをやらかす可能性が高く、最悪の場合は小金井ストーカー殺人未遂事件の二の舞になる危険性もあります。

それではどうしたら良いのか。実は、今回の事件を知って思い出した事があります。佐藤優氏の『インテリジェンス人生相談 個人編』(SPA!BOOKS)で、「今すぐアイドルと結婚したい!」という30歳会社員の男性からの相談がありました。この相談者は結婚したいアイドルがいるとのことで、その女の子は来年結婚できる年齢になると書いてありました。ということは、15歳のようです。

30歳の男性が15歳の女の子と結婚したいとは、これはこれでキモイですが、佐藤氏はアイドルとの結婚は絶対に不可能と断言した上で、実在しない女に愛着の対象を転換させることを勧めます。その具体的な方法や、そもそもアイドルと絶対結婚できない理由については、実際に本を読んでいただければと思います。

大西容疑者には、シャバに出るまでに実在しない女に愛着の対象を転換させた方が良いのではないかと思います。ウオトカ(ウォッカ)と故・団鬼六先生のエロ小説を用意しましょう。実際にうまくいくか分かりませんが。そういえば、実在しない女への愛と言えば、最近こんなニュースもありました。

それで、この人生相談は今も『週刊SPA!』で連載中で、『週刊SPA!』の最後のページに収録されています。今年の6月26日号では、子供から性犯罪を守るにはどうしたら良いかという相談で、佐藤氏は性犯罪の前科のある人間には警察が監視を強化して、さらに医療的なケアも与え、再犯の可能性が高いと判断されればGPSの装着するための法律の制定も検討する必要があると書いています。

いずれにしても、大西容疑者はまともな思考力の持ち主ではないのが明確なので、シャバに出る際には再犯しないようにケアを強化する必要がありますし、場合によってはGPSの装着もさせられるようにするのが現実的な措置でしょう。

あ、そうだ。アイドルではありませんが、『日刊SPA!』には「小学生とのガチ恋愛に走る、保護者泣かせの教師たち」という題名の記事もありました。記事の題名からしてアレですが、その内容というのが、小学2年生(!)の女の子に告白した担任の男性教師がいたのだとか。この教師、自分の生徒、それも小学2年生の女の子に

「僕はキミのことを愛しています。簡単な好きではなく、愛です。僕と付き合ってくれませんか」

とコクっていたそうです。さらに、問題発覚後に親との面談では

「本気で愛してしまったので後悔ありません」

と言っていたそうです。うーん、ここまで来ると、キモイとかキチ○イを通り越して、実に素敵で濃いキャラだと思わず感心してしまいます。内容があまりにも衝撃的なので、私の感覚もおかしくなっているようです。年齢や性別に関係なく、誰かを唐突に好きになってしまうことがあると前述しましたが、それでもこの記事の内容は(色々な意味で)刺激が強すぎました。って、この事件、埼玉県で起こってんだよなぁ。

最後に、私は現在も病気療養中ですが、『クレヨンしんちゃん』のテレビアニメ感想でもないのに、これだけの文章が書けるのはどういうことか。実は、この記事の文章のほとんどは、数ヶ月前に書いたものです。記事を書いたものの、発表せずにいる「書き貯め」している記事がいくつかあります。今後も、過去に書いたものの未発表の記事を発表するかもしれません。


(以下、12月10日加筆)

AKB48の元メンバーの岩田華怜(かれん)さんをストーカーしていた大西秀宜容疑者、ではなく大西秀宜被告の裁判についての報道がありました

大西被告は起訴内容は否定していて、東京地裁の被告人質問で「岩田さんは、今でも僕に好意を抱いていると思います」と言ったそうです。その根拠は、「あだ名をつけてもらったり、ほかのメンバーを紹介してくれた」からだそうで、「無罪が証明されたら、またイベントに行きたい」と言ったそうです。

頭がおかしいとしか思えませんが、これがストーカーの心理なのでしょうか。大西被告は誰かを直接殺傷したわけではないので、仮に実刑判決になったとしても、せいぜい数年で娑婆に出られるでしょう。

そうなると、またストーカー行為を働く可能性は高いですし、岩田さんの身の危険が及ばないよう、事務所や警察と相談の上で、具体的な対策を講じる必要がありますね。警察は事件にならないとなかなか動きたがりませんが、今回はこのように事件になったので、親身に相談してくれる警察官はいると思います。大西被告にはGPSの装着もさせた方が良いでしょう。

なお、アイドルに限らず女性声優も嫌がらせを受けることがよくあります。信じられない事をやらかす輩もいましたしね。具体的には書きませんが、「みもにーなう」とでも検索すれば分かります。ただ、女性は検索しない方が良いかもしれません。特に画像検索は。マジでキモイ画像が出てきます。

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