『襲来!! 宇宙人シリリ』の八尾について

今回も映画『襲来!! 宇宙人シリリ』についての感想ですが、かなり暗い内容です。

『襲来!! 宇宙人シリリ』には八尾という人物が登場します。

この八尾は、子供の頃から40年も宇宙人を探し続けてきたと発言しています。子供の頃というのが何歳くらいなのかと言うと、シリリの父親に子供に戻されていましたが、あのくらいの年齢で宇宙人探しを始めたとなると、現時点での年齢は40代半ばほどでしょう。

作中で八尾が野原家とシリリを自分の家に迎えて、宇宙人であるシリリを捕えようとする場面で、私は八尾に強い嫌悪感を覚えました。というのは、この作品が公開される少し前、千葉県でベトナム国籍の女の子が殺される事件がありました。初めて鑑賞した4月15日は、まだこの事件の衝撃が強かった時です。

事件の容疑者の年齢が46歳で、どうもこの40代半ばと思われる八尾と歳が近いようです。しかも、この容疑者は被害者の女の子をキャンピングカーに連れ込んだという報道がありましたが、八尾もキャンピングカーに乗っていまして、共通点がいくつもあり、ますます容疑者の姿と重なり合いました。

もちろん、八尾の人物設定などが事件前にはもう確定していたはずで、事件発生時にはほぼ完成という段階に来ていたでしょうから、こういった共通点はあくまでも偶然でしょうが、恐ろしい偶然ですね。

後に、八尾は少し変わっているだけで、実はそれほど悪い人間ではないとことが分かりまして、安心しました。八尾が実は黒幕だったなんてオチだと、『クレしん』の映画で一番嫌な悪役になっていたかもしれません。

八尾が悪人でないことが分かり、2回目以降に鑑賞した時は、八尾の宇宙人に対する切実な思いが少し共感してしまったりもします。私が25年(1992年以来)『クレしん』に対して抱いてきた情熱と同じように見えたので。

でも、ああいう変わったオタクは世間から攻撃を受けやすいのですよね。オタクが犯罪者予備軍に見られるようになったのは、宮崎勤が捕まってからのようですが、今回の千葉県の事件で、ますます風当たりが強くなりそうです。ここで言うオタクというのは、主に漫画やアニメの愛好家を指すのが一般的ですが、人付き合いをあまりしないように見える、特定の分野に異常に熱中する人もオタクの範疇に入るでしょう。

オタクと言っても、定義は容易ではないですが、広義のオタクにとって生きづらくなるかもしれません。こういうブログをやっていて、人付き合いが苦手な私も、オタクっぽいところがあります。八尾に少し共感できたのは、そういう理由でもあります。

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  • 「襲来!! 宇宙人シリリ」がテレビ放送

    Excerpt: 昨年公開された第24作目の映画『爆睡! ユメミーワールド大突撃』のテレビ放送されました。 Weblog: クレヨンしんちゃん分析録 racked: 2018-04-10 21:37