στοργη

5月24日放送のテレビアニメ感想いきます。なお、タイトルはギリシャ語で「ストルゲー」と読みます。意味については後述します。

先週や先々週と同様に、OPは「RPG」で「アツアツ公開中!!」だという、映画『B級グルメサバイバル』のシーンの紹介でした。

「じいちゃんの参観日だゾ」(脚本:翁妙子、絵コンテ・演出:貞光紳也、作画監督・原画:樋口善法)

朝、野原家でしんのしけがパンを食べていますが、このシーンには少し違和感があります。まず、しんのすけはなぜ赤い服の普段着なんでしょう。このあと幼稚園の制服を着るのですから、パジャマ⇒制服で良いと思いますが、これだとパジャマ⇒普段着⇒制服と二度手間だと思います。

ただ、この時に限らず、今でもテレビシリーズや劇場版で幼稚園のある平日の朝にしんのすけが赤色の普段着を着ていることがしばしばありましたが、改めて考えると妙なことです。

また、しんのすけは居間で食べていますが、野原家の朝食は台所のテーブルでしょう。なぜ、今日に限って居間で?

私の疑問は措くとして、みさえはひまわりの定期検診があるので、しんのすけを幼稚園に送る時間は無いと言います。こういう時に限って、

そして、バスを待っても来ません。その日(5月24日金曜日で、放送日と同じです)は参観日だったのです。ちなみにh、しんのすけは参観日を「さるかんビール」と間違えますが、どういう意味だ?

参観日とは親が授業を見に行く日で、その日は親が一緒に登園する必要があると説明するみさえですが、ひまわりの定期検診をかちあってしまったので、困ります。なお、もしどちらかとなれば、当然ひまわりの定期検診優先でしょう。

そうは言っても授業参観も大事なのでみさえが悩んでいると、銀の介が襲撃してきます。高速バスで来たとのことですが、夜行バスでしょうね。相変わらず元気なじいさんです。

しんのすけの授業参観に行くと言う銀の介に、みさえはダメだと言いますが、しんのすけと銀の介は意気投合し、みさえの代わりに銀の介が授業参観に行くことに。

自転車に乗った二人は、「出発進行、ナスのお新香ー」、「秋田名物いぶりがっこ」と銀の介ならではの台詞をかまして出発します。みさえは少し心配しますが、やはり二人はジョギングしているおねいさんに声をかけ、さらに追いかけて行ってしまったため、結局遅刻です。

ところで、しんのすけはアクション仮面の柄をしたヘルメットをしていましたが、そういえば今は13歳未満のヘルメット着用は努力義務とされているよでうすね。

幼稚園の保護者参観では、風間ママだけかなり派手で浮いている気がします。ここでは、「だいすきなおかあさん」という題で園児たちが母親の絵を描いています。マサオ君はやや遠慮がちに書いているみたいです。

そこへ、しんのすけたちが来襲、「遅れてめんごめんご」というしんのすけ。銀の介はよしなが先生に、「嫁の代わりにしんのすけの保護者として来ちゃいました、毎度お馴染み秋田の星、銀ちゃん」と自己紹介しますが、確かに私にとって秋田と言えば銀の介ですね。

銀の介はスマホのメールアドレス入りの名刺を渡しますが、ツイギッターとフェイクブックもやっているそうです。元ネタは●イッターとフェ●ス●ックでしょうが、テレビで実在の企業名を挙げるのはまずいようですからね。そういえば、『怨み屋本舗』という漫画の中では「ツブヤイター」なんてのが登場しています。

銀の介マサオ君の絵を見て、母親を当てます。マサオママはどう見ても親子だといつも言われるのだそうです。次に、ネネちゃんの絵を見て、銀の介モデルさんみたいな絵だと言いますが、しんのすけが指摘するまで母親を当てることができません。

銀の介は、ネネちゃんの絵について「けっこうママに気を遣っている」と言いまして、ネネママは小さなうさぎの人形をつぶします。トイレとかに行って殴りつけないところをみると、そこまで腹を立てていたわけではないようです。

しんのすけの絵ですが、目と口と輪郭だけしか書きません。リアルに描くとみさえが怒るのだそうです。銀の介曰く「女の人は現実の自分より5割はマシだと思ってる」らしいですから、意図的により美人に描けば良いのではとも思いますが、しんのすけはそこまで絵がうまいわけではないようですしね。

この後、子供達と一緒にダンスとのことで、ホールへ移動となりますが、保護者が移動した後、銀の介はしんのすけと絵を描いてます。銀の介はよしなが先生の顔を、ピカソ風に描いて「銀ちゃんから愛をこめて」とよしなが先生に渡します。ああいう絵を渡されても、嬉しかないでしょうに。

ホール内では、「オクラホマミキサー」のフォークダンスを踊りまして、この時にみさえがひまわりを抱えてやってきます。銀の介は園児の列に加わって、各母親と一緒に踊ります。マサオママとは良い感じですが、ネネママは銀の介を敬遠します。

一方、しんのすけは親の列におり、「風間君と踊りたかった」のだそうで、耳に息を吹きかけます。最近、しんかざのゲイだちぶりもますます加熱しているな。

園児の列に加わっている銀の介を、よしなが先生が注意すると、一緒に躍らせてペースに巻き込みます。さすがに年の功にはかなわないようです。

みさえがホールに来ると、音楽が終わりまして、園長がやってくると銀の介は組長として対応しまして、「そちらの方の方」とマサオママとネネママ驚かせます。昔映画でよく見たのだそうです。任侠系の映画でしょうか。

それで、みさえは平謝りして、しんのすけと銀ちゃんはブイ!です。


「お父様の万年筆はどこ?だゾ」(脚本:中弘子、絵コンテ・演出:貞光紳也、作画監督:樋口善法、原画:三本めぐみ、藤城香菜、林明偉、清池奈保、飯山菜保子、浪上悠里、鈴木明日香、いずみひろよ、春日広子)

しんのすけが道を歩いていると、光が指します。何かと思いきや、ななこのだったのね。

ななこの声は昨年に亡くなられた紗ゆり氏に代わって伊藤静氏に代わったわけですが、伊藤氏の声はまだまだ違和感ありまくりです。なんか、紗ゆり氏の時に比べて幼い感じもしなくもないです。慣れるまで時間がかかりそうです。

ななこは小説家の親父の四十郎のために、ケーキを持っていく途中でした。ケーキを食べると原稿が進むからすぐに持ってこいとのことです。小説家のような文化人にありがちなキャラと思ってしまったりして。

人気小説家だけあって、大原邸はけっこうでかいです。しんのすけは四十郎に会うと、「今日こそお父様にオラたちのことを認めてもらおうと」と言い出しますが、鈴木さんが登場します。

四十郎の担当の変態さんならぬ編集の方で、モデルは『まんがタウン』の編集長の鈴木健介氏ですね。鈴木さんは腹筋が趣味のようですが、さて実在の健介氏の方は?

四十郎はフネコちゃんのマークの万年筆を紛失してしまい、それが無いとどうしても書けないようです。ななこは、万年筆を何本も持っていることを指摘すると、四十郎はななこに「お前は作家というものがわかっておらん」と言い出します。

なんでも、四十郎によると「お天気おねいさんによって見るニュース番組を決めるように、万年筆は作家の魂なんだ」そうです。しんのすけはお天気尾おねいさんだけ同意します。鈴木さんは原稿が上がるか不安で、その不安をエネルギーにして腹筋を鍛えているのだそうです。

モデルになった健介氏も、『まんがタウン』の各作品が締切までに間に合わないと、不安になってその不安をエネルギーに変えて何かやらかすのでしょうかね。

さて、四十郎はお天気おねいさんを見ていると、しんのすけ別のお天気に変えられるリモコン取り合いしだし、結局はななこが取り上げてテレビを消してしまいます。ななこに咎められた四十郎は、編集は困るのが仕事だとか言いだします。『まんがタウン』の編集者もこのアニメを観ていると思いますが、この台詞に対してどんな心境なのでしょうか。意外に笑っていたりするかもしれませんが。

しんのすけは、自分がその「万年ヒラ」(万年筆)とやらをお探ししましょうと言い出し、もし万年筆を見つけたら、ななこおねいさんと結婚させてくださいと爆弾発言をします。それを聞いたななこは嬉しそうで、実に良い表情です。こういうななことしんのすけの関係があるから、私は個人的に劇場版の『オラの花嫁』のストーリーに若干の心理的抵抗があるのです。

で、四十郎はあっさり承諾しまして、それに対するしんのすけの驚きの表情は可愛いです。ところで、四十郎もさんざん探したと言い、ななこは「ホントかしら」と怪しみますが、この時のななこの台詞は伏線だったのでしょうね。

しんのすけは探し物の天才を自称し、探し物は高いところから探すのが良いと言い出し、ななこに抱き上げられてますが、この時のしんのすけも可愛いです。

さらに、しんのすけはななこの部屋に入りますが、ななこはかつて自分の使っていた部屋にしんのすけを入れるとは、相当な信頼があるのだと実感します。

部屋の中には小さい時のななこの写真もあって、そこに登場した四十郎によると、ななこは四十郎を「おとうたま」と読んでいて、四十郎の嫁になるとか言っていたらしいです。しかし、聞いていないしんのすけ。都合の悪い事は聞かないというご都合主義ですが、うらやましい特技だと思います。

「小がく生 1.2ねん」と書かれたアルバムからは、四十郎の絵が出てきて、アルバムのタイトルから小学校低学年の時に描いたものかと思いきや、幼稚園の時に描いたやつらしいです。

ななこはワシに似て才能豊か自惚れますが、そこで思い出すのが小説家の筒井康隆氏です。筒井氏の息子に当たる伸輔氏は画家です。父は作家で子供は画家なわけです。そういえば、康隆氏は子供の頃の伸輔氏を見て、この子は将来画家になるのではと、何かのエッセイで読んだことがあります。人気作家の予測ってかなりのものですね。


さて、ななこが怒ってやってきますが、実は万年筆は四十郎が隠していたそうです。それも、どんな約束(ななことの結婚さえ)していたとしても平気な、絶対に見つからない場所に隠したそうですが、四十郎自身がどこに隠したか忘れてしまいます。

自分の腹筋をデジカメで撮る鈴木さんのいる部屋に乱入した四十郎はどこだと狼狽します。それにしても、ななこのベッドのデザインはけっこうすごいですね。それで、四十郎の狼狽ぶりをあやしむななこに対して、四十郎は作家魂がちょうど今さっき目覚めたと苦しい言い訳をするも、ななこに問い詰められて正直に白状します。

締切伸ばすために自分で万年筆を隠して、挙句に隠し場所を忘れた四十郎に対して、みさえそっくりだとしんのすけは言います。

四十郎はケーキでも食べて落ち着こうと言いだします。ケーキはショートケーキ、チョコレートケーキ、モンブラン、生クリームの乗ったプリンの4つがあります。しんのすけと四十郎はショートケーキの取り合いをしようとするが、ななこのおかげでショートケーキはしんのすけの手に渡ります。

ちなみに、私もショートケーキが最も好きなケーキです。その次に好きなのはモンブランですかね。どちらも生クリームを使っています。私は生クリームを使ったお菓子が好きなのです。チョコレートも好きですので、その次はチョコレートケーキを選びます。プリンが一番優先順位が低くなりますが、あくまでも相対的な好みでして、プリンも好きです。

それで、四十郎はチョコレートケーキを手にし、大人だとアピールしますが、ななこから「どこが」と言われます。すると、しんのすけはチョコレートケーキもほしがり、食べる代わりに、プリンを手にした鈴木さんのオレンジ色のデジカメでチョコレートケーキの写真を撮ろうとします。

しかし、デジカメをいじっていると、デジカメの画像には変態さんならぬ編集の鈴木さんの腹筋の写真が収められていて、その画像の中に、隅で四十郎が鉢植えの中に万年筆を隠すところが写っていました。

というわけで、しんのすけはショートケーキだけでなく四十郎が食べるはずだったチョコレートケーキももらえまして、四十郎はニコニコ顔のネコ(これがフネコちゃんですか)の柄の入った万年筆で執筆再開する羽目に。最悪だ。四十郎は、しんのすけが結婚の約束は忘れているみたいだと思うが、「で、結婚式はどこにする?」と会話するしんのすけとななこでした。


ここで、この記事のタイトルについて説明します。タイトルは「ストルゲー」と発音し、ギリシャ語で「愛」を意味します。愛と言っても、この単語は「親子愛」という意味で使われます。今回A,B両パートともに親子愛という共通点があると思いましたので。

ただし、タイトルのギリシャ語なのですが、最後の文字の"η"(「エー」と発音します。「エヌ」ではありません)にはアクセント記号がつきます。このブログのタイトルのところは、アクセント記号をつけると文字化けしてしまうので、やむを得ずアクセント記号を抜いてあります。

本文なら文字化けは起こらないでしょうから、本来の綴りを描きますと、"στοργή"となります。

ちなみに、ギリシャ語には「愛」を意味する単語は4つあります。親子愛を意味する"στοργή"の他に、男女間の性愛を意味する"έρως"(エロース)、友情愛を意味する"φιλία"(フィリアー)、そして人間に対する神の愛を意味する"αγάπη"(アガペー)です。

かすかべ防衛隊における愛はフィリアーなわけですが、しんのすけと風間君に限定すれば、フィリアーからエロースへと移行しつつありますな。

それと、アガペーの愛はピンと来ないかもしれません。一神教における神の愛という概念は元々日本には存在しなかったものなのですが、キリスト教(一神教)における神の愛はまさにアガペーでして、新約聖書でもこのアガペーが使われています。

例を挙げますと、新約聖書の「ヨハネの手紙1」の4章8節に以下の記述があります(16節にも全く同じ文言があります)。

ὁ θεὸς ἀγάπη ἐστίν

これは、「ホ セオス アガペー エスティン」と発音し、「神は愛である」という意味で、「アガペー」が使われているのが分かります。

ちなみに、新約聖書のギリシャ語の原文については、こちらのページを参照してみてください。ギリシャ語(厳密には新約聖書が書かれた時代のコイネー・ギリシャ語)の知識が無いと分からないですが。


EDでは、「RPG」の音楽で、先週と同じく「アツアツ公開中!!」の映画『B級グルメサバイバル』のシーン紹介です。ただし、内容は違っています。今回は、「誰がソースの壺を持ってるか分からない作戦」のシーンで、フォアグラ錦と再会します。例の「頑張んな」、「お前もな」という、フォアグラ錦の人柄の良さが表れたところまでが紹介されており、その後のキャビアのシーンはありません。

さて、映画の『B級グルメサバイバル』は5月26日に上映終了した劇場が多く、また5月30日にも上映終了となる劇場もけっこうありますが、6月以降もやっているところもまだまだ多いです。3年前の『オラの花嫁』とはだいぶ違います。3年前は6月に入ると、関東で上映している劇場は数えるほどしかありませんでしたから。

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  • 餅と石は形だけなら似ていますね

    Excerpt: 今年初の金曜19時半からのレギュラー放送となり、2018年1月12日のテレビアニメ感想いきます。 Weblog: クレヨンしんちゃん分析録 racked: 2018-01-12 23:02
  • 餅と石は形だけなら似ていますね

    Excerpt: 今年初の金曜19時半からのレギュラー放送となり、2018年1月12日のテレビアニメ感想いきます。 Weblog: クレヨンしんちゃん分析録 racked: 2018-01-13 07:45