はい!テレビ朝日です ‐テレビアニメ 『クレヨンしんちゃん』の制作現場へ

毎月第一と第三の日曜日の午前4時50分から5時20分にかけて、テレビ朝日で「はい!テレビ朝日です」という番組が関東ローカルで放映されています。

5月6日は『クレヨンしんちゃん』の制作が取り上げられていました。

以下の公式ページで約20分のダイジェスト映像をご覧いただけます。

http://www.tv-asahi.co.jp/hai/contents/100/245/index.html

ただ、この番組の放送時間は、CM等を覗くと実質20分ほどなので、放送当時の映像をほとんど観ることができるようです。

ちなみに、私がこの番組のことを知ったのはこちらの記事のコメント欄で、東京都の一住民さんという方による情報提供でした。また、こちらの記事のコメント欄でも、くじら1さんが紹介してくれました。

また、東京都の一住民さんのコメントによると、海外のリアルタイムでの放送は海外の『クレしん』の事にも触れられていたそうで、上のページにはそれが紹介されていません。一応、「ダイジェスト」なのかもしれません。

最初に、テレビ朝日の吉澤一彦、森葉子両アナウンサーがシンエイ動画の中に入ると、アクション仮面のマネをする怪しいユルユルおじさんことムトウユージ監督がお出迎えです。

ムトウ氏はひらがな、カタカナ、漢字と使い分けているとのこと。本名は漢字の「武藤裕治」でしたね。

シンエイ動画の中の作画・演出ルームに入ります。『クレヨンしんちゃん』の制作が行われている現場ですが、映像をよく見るとしんちゃんのカレンダーがありますね。さすがです。

まずは、『クレしん』のテレビアニメのネ申作画で(私の脳内限定で)大ブレイク中の木村陽子さんです。レイアウトチェック、他の原画マンの描いた絵にチェックを入れているとのことです。

次は間々田益男さんです。ラジオを聞きながら聞いていたのですか。シンエイ動画(あるいはアニメ業界全般?)はわりと自由で良いですね。間々田さんは原画に作画修正を入れているそうです。

ムトウ監督のデスクはゴチャゴチャしており、なんだか私(管理人)の机みたいですね。ここでシナリオを見せてくれましたが、書き込みがたくさん入っていますね。シナリオにある台詞から『SHIN-MEN』の台詞だと分かります。


それでは、「アニメ クレヨンしんちゃんができるまで」に入ります。

『クレヨンしんちゃん』のアニメは、まずシナリオ(脚本)から始まります。

プロデューサー、脚本家などで打ち合わせが行われるわけですが・・・



翁御大キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!



リー・クアンユーと誕生日が同じの翁妙子さん、以前にお顔を見せてくださいと書きましたが、お顔だけでなくしゃべっている映像まで見せていただいて、これだけでも大満足でした。今度は中弘子さんも出演してください(笑)。

翁さんによると、登場人物は家族のようなもの。20年も脚本書いていると、そういう感覚にもなるでしょう。

さて、脚本を元に絵コンテを描くわけですが、映像に写っている脚本から、6月1日に放映される予定の『SHIN-MEN』であることが分かります。

『まんがタウン』の6月号によると、今度の『SHIN-MEN』はTON-MENのファッションが町で大流行するみたいですので。


歌オープニング有
冒頭ナレーション含んで。
「み~んなTON-MEN だゾ(仮)」
トンキン市街でSHIN-MENハウスが移されていて、パラボンの台詞が
「SHIN-MENのみんな! TON-MENから予告状が来たパラボ~ン!」



以上のような事が、脚本に書かれています。

その予告状をニョキが受け取って、ニョキの最後の台詞は「ヨゥ~♪」と音符付きになっています。台本ではこういう風に書かれていたのですね。さすが、ミュージシャンだけのことはあります。


次回の『SHIN-MEN』は、先週みたいにOPの省略はないみたいです。ただし、ゴゥによる作品解説のナレーションが入るみたいです。

「なんと、TON-MENのファッションが町で大流行だゾ~」とでも言うのでしょうか。今回の絵コンテはムトウユージ氏のようで、仮タイトルが「み~んなTON-MEN だゾ」なら、正式なタイトルは「み~んなTON-MEN大作戦!」になるかもしれません。

それで、絵コンテなのですが、脚本から分かるようにいきなりTON-MENからの予告状が届くところから始まるみたいです。

絵コンテの次は作画打ち合わせです。原画スタッフとの打ち合わせで、予告状をどうやって受けるとるかとかを話し合っているようです。

次はレイアウト。「画面の構図を描く」作業とのことです。これが終わると原画の作業に入りますが、描かれているのは「パパとこどものお料理教室だゾ」ですね。ハンバーガーを作っている最中のシーンです。あと、銀の介の「アキてる」の表示の部分、「矢印点滅」という書き込みが入っているのは可笑しかったです。

作画監督は原画スタッフの親分というのは、分かりやすいですね。

マイク持っているきれいなおねいさんって、誰でしょうかね。あのおねいさん。それと、動画の段階で「オレンジ」と書かれたボトルを持っているしんちゃんのシーンも見覚えがないです。今後の話でしょうか。

さて、原画の清書に入りまして、中割りという描き足しの作業が行われるわけです。『クレヨンしんちゃん』の場合、1回の放送で5000枚の絵が使われるのだそうです。

次は「色指定、ペイント、画像合成」でした。パソコンで色をつけていきます。昔はセル画でしたが、2002年5月25日の放送からはデジタル彩色なんですよね。

今度の5月25日の放送で、ちょうどデジタル彩色に移行して10年を迎えます。今年、2012年は2002年と2007年の曜日と日が一致しているのですね。

背景と動く人物の合成を行い、これでアニメーション(動画)が完成です。

あとは東京は目黒にあるAPUスタジオでアフレコです。「母ちゃんはBNPだゾ」のアフレコが行われています。まだたまに色がまだ入っていない状態でアフレコがあるようで、「パパとこどものお料理教室だゾ」がそうだったみたいです。

この後はムトウ監督インタビューで、普通に絵を描くのではなく芝居を描くというのは、視聴者の私からしても確かにそうだろうと思います。ムトウ監督、子供の頃は昔はウルトラマンやゴジラなど円谷英二氏の作品の絵を描いていたそうで。

お尻を出すのは弟さんの担当(?)だったそうで、弟さんの名前は「オサム」というらしいです。そういえば、弟さんはこちらの動画でムトウ監督が出演している最中に電話かけてきましたっけ。

ムトウ監督に言うことで同意できるのは、しんちゃんは普通にいる子供だということ。しんちゃんは非常に特殊な子供のように思われる節があるようですけど、私もしんのすけは普通の子供だと思います。原恵一監督も同じことを言っていました。

それにしても、お尻に対するこだわりを聞いていると、「ケツだけ爆弾」を思い出します。

テレビアニメはリアルな8分間において視聴者に共感してもらうことが、映画では非日常の別世界に行ったら、どういうリアクションをとるかを描くようで。

ムトウ監督は関わっていませんが、『オラと宇宙のプリンセス』で、宇宙にいきなり連れて行かれたひろしやみさえのリアクションをどう描くのか、スタッフの方々は随分考えたのではないかと思ったりします。

それと、ムトウ監督のお二人の娘さんの話をしていましたが、家族構成は原作者の臼井儀人先生と同じだったそうで。それは知っていましたが、「箱の中身は何でしょねだゾ」はムトウ氏の家庭で実際にあったことが基になっているそうです。

ただ、娘さんはなんで「すし」を書いた紙を箱に入れたのでしょうかね。それは謎だったから、アニメの方でも謎にしたのでしょうか。鑑賞した当時は構成の良くないストーリーだと思いましたが、リアルの生活でもこういう謎めいたことってあるでしょと伝えたかったのかもしれません。

ちなみに、シンエイ動画のページでも「箱の中身はなんでしょね」のキャプチャ映像が載せられています(2012年5月22日現在)。

それにしても、ムトウ監督に関してここまで話が聞けるとはね。今回の番組は本当にファンにとってはたまりませんね。


さて、シンエイ動画の倉庫には、シンエイ動画の作品の絵コンテやシナリオやアフレコ台本や設定などが保管されているとのこと。

『おぼっちゃまくん』、『エスパー魔美』、『オバQ』、映像では『笑ゥせぇるすまん』も確認できました。

ムトウ氏の初めての絵コンテの作品が、『ひまわりの夢と現実だゾ』(1998年1月16日放送)、260話のAパートだったのですね。

黄色はシナリオ台本、青色はアフレコ台本で、台本って2種類あったのですね。


今年の3月28日(水曜日)、テレビ朝日プレゼンルーム「第26回テレビ塾 春休み親子スペシャル アニメの仕事 愛されて20年!クレヨンしんちゃんのヒ・ミ・ツ」というのが行われたそうです。

ムトウ監督だけでなく本井健吾プロデューサーも出席したイベントで、ムトウ監督による「クレヨンしんちゃん 描き方講座」が行われました。しんちゃんの絵は、私はもう何年も描いていませんね。

「親子で挑戦!クレヨンしんちゃん アフレコ体験」では「玄関の大そうじだゾ」と「ベビーカーにハマッたゾ」でのアフレコがなされていましたが、皆さんなかなかうまいです。・・・って、ならはしみきさんの代役がいますね(笑)。

今後棒読みの芸人やスポーツ選手とかではなくても、こういう一般の視聴者をゲストとして公募してみるのも面白いかも。下手な新人声優よりもうまかったりして。


再びムトウ監督のインタビューで、監督は子供の頃の夢を実現させたわけですね。そういう大人って、あまりいないわけですから、なかなか凄いと思います。私も、子供の頃に描いていた夢のライフスタイルとは縁遠い生活を送っておりますですw

ムトウ監督は制作の場ではいつも笑顔で本当に楽しそうだと森葉子アナがコメントをされていましたが、そうなんですよね。ムトウさんっていつも笑顔なんですよね。それでいつもハイテンション。そういうところが、8年も『クレしん』の監督をやってこられた原動力なのかもしれません。8年ですよ。もう少ししたら、原恵一監督を抜かすじゃないですか。

そういうわけで、この『はい!テレビ朝日です』の映像はまさにファン必見と言える内容ですので、おヒマのある時も何度もご覧になられるのをお勧めします。それにしても、翁妙子さんのお顔と声を拝見できたのが個人的な最大の収穫だったりします(笑)。

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  • ハィちゃんラブリー!

    Excerpt: 9月14日放送のテレビアニメ感想いきます。なお、本日は9月16日、リー・クアンユー、翁妙子、秋月りす各氏の誕生日であります。さらに、ジョージ・ソロスによるイギリスのポンド暴落も今からちょうど20年前の.. Weblog: クレヨンしんちゃん分析録 racked: 2012-09-16 00:00
  • ネネUZEEEEE

    Excerpt: 11月30日放送のテレビアニメ感想いきます。 Weblog: クレヨンしんちゃん分析録 racked: 2012-12-01 13:46
  • はい!テレビ朝日です ‐「ムトウユージ監督が語るクレヨンしんちゃんの世界」

    Excerpt: 毎週日曜日の午前5時から5時20分にかけて、テレビ朝日で「はい!テレビ朝日です」という番組が関東ローカルで放映されています。 Weblog: クレヨンしんちゃん分析録 racked: 2014-11-25 21:05
  • ムトウユージ監督のインタビュー(2016年夏編)

    Excerpt: こちらの記事のコメント欄で、「東京都の一住民」さんという方から情報提供がありました。 Weblog: クレヨンしんちゃん分析録 racked: 2016-06-25 13:24