アクション仮面の起源

クレヨンしんちゃんに欠かせない(?)ヒーローと言えば、アクション仮面です。

それでは、アクション仮面はいつ頃から登場したのでしょうか。

「クレヨンしんちゃん研究所」の原作編の雑誌連載記録を参照すると、アクション仮面が初めて登場するのは、「漫画アクション11/19号」(1991年)です。単行本で言えば、2巻のc-5に該当します。

ちなみに、おそらく次に登場するのは「漫画アクション5/26号」(1992年)です。こちらは3巻のc-15に当たります。

1992年4月13日に初めてテレビアニメが放映された時、原作には一度しか登場しなかったことになります(もしかしたら、他の話にも登場していて、私が見落としている可能性もありますが)。たった一度しか登場していないにも関わらず、あれだけアクション仮面なるキャラを膨らませた本郷みつる監督の力量も見事です。

しかし、実はアクション仮面はクレしんの連載以前から既に登場していました。つまり、臼井儀人氏がクレしんの連載をする前、別の作品でアクション仮面を登場させていたことになります。

臼井氏のデビュー作「だらくやストア物語」にもアクション仮面は登場しているのです。既に絶版になっていますが、「だらくや」の単行本の第1巻の16ページに登場します。この作品はだらくやという大型スーパーを舞台にした四コマ(五コマ)漫画です。

該当のページでは、だらくやが企画イベントとして「アクション仮面」なる人気番組のショーをやろうとするという五コマの話なのですが、そこに描かれているアクション仮面は、現在のクレしんにおけるアクション仮面とは全く外見が異なります。「だらくや」のアクション仮面は(初期の頃の)仮面ライダーにそっくりなのです。

ちなみに、「だらくや」を再編集した「臼井儀人こねくしょん」にもこのアクション仮面を描いた五コマ漫画は収録されていませんので、結構レアな話だと思います。もし、「だらくや」の第1巻の単行本を持っていたり、古本屋などで入手できましたら、確認してみてください。

ただし、クレしん以外の臼井氏の作品でアクション仮面の存在が確認できたのは、この五コマ漫画のみです。おそらく臼井氏はクレしんの話を描く際に、昔「だらくや」で書いたアクション仮面を思い出し、それをクレしんにも再登場させたのでしょう。

そして、それを本郷監督が目をつけて、テレビアニメに登場させてヒットにつなげていったわけで、もし臼井氏が「漫画アクション11/19号」(1991年)でアクション仮面を再登場させなかったら、クレしんの運命は異なったものになったかもしれません。

それにしても、当時臼井氏が連載していた雑誌名が今の「まんがタウン」ではなくて「アクション」で良かったと思います。「タウン仮面」じゃ弱そうですものね。まあ、仮にそうだとしても、もっと気の利いた名前を付けていたでしょうが。

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