年の差なんて?

自宅に置いてある結婚に関する雑誌やマニュアル本の類をめくってみた時、妙な事に気付きました。

あるマニュアル本では、どうやって結婚式を進めていくかについてあれこれ書かれており、ある男性と女性のカップルが一例として登場するのですが、年齢も書かれているのですね。その年齢が、男性28歳、女性33歳と、女性の方が5つも上なのです。また、結婚のとある雑誌で登場する複数のカップルも、半分くらい(以上?)は女性が年上となっています。

しかし、これって人口統計学を学んでいた私にしてみれば、非常に奇異な事なのですね。近年は女性の方が年上というケースが増えているのだから、不自然ではないだろうと思われるかもしれませんが、確かに女性の方が年上というカップルが増加しているのは事実です。しかし、その事実を考慮に入れても奇異に映るのです。

国立社会保障・人口問題研究所の発表している統計によると、2006年の平均初婚年齢は、男性が30歳、女性が28.2歳となっており、男性の方が1.8歳上なのですね。ちなみに、再婚を含める全婚姻では、男性の平均婚姻年齢は32歳、女性は29.6歳です。やはり男性の方が2.4歳上です

結婚では男性が年上で女性が年下でなければならぬというつもりは毛頭ありません。しんちゃんもななこおねいさんをはじめきれいなおねいさんとくっつくためによく言っていますが、年の差なんかどうでも良いのです。本来ならばカップルの年の差にあれこれ言うのはナンセンスなわけであります。

しかし、実際の統計資料で婚姻年齢についての事情が頭に入れた上で上記のマニュアル本などのカップルの年齢を見ると、どうも恣意的に女性がなるべく年上になるように書かれているような気がしてならないのです。つまり、ランダムサンプリング(無作為抽出)されていないというわけで。

私の読んだこういったマニュアル本や雑誌は、どちらかと言えば女性向きに書かれているような感じがします。ですから、男性よりも女性の読者に配慮している部分が多いと言えるのかもしれません。年上の方が相手に対して優越に立てるという傾向があるようで、そこを考慮すると、女性が年上のカップルを多く登場させる事で、女性に優しい内容となっているのではと思ったりします。しかし、これも男女差別(逆差別)なのではと思ったりもしますが、女性が優位に立って男性が下に置かれる形の差別はあまり批判されないわけで。今まで(今もありますが)女性差別をしてきた男性に課せられたツケなのでしょうかね。

ちなみに、結婚についてもう少し。嫡出第一子の妊娠期間が結婚期間よりも短い出生、いわゆる「できちゃった婚」での出産ですが、10代の結婚の8割は「できちゃった婚」であり、20代前半でも6割近くがそうです。このような結婚についての是非は措くとしても、妊娠すれば多くのカップルがあっさりと結婚に踏み切る傾向にあるのは事実であります。「子はかすがい」ということわざは今も生きているのです。ですから、よしなが先生の旦那の石坂さんみたいな優柔不断な彼でも、妊娠しちゃったわよと言えば(ウソかホントかはどうでもいい)、あっさりと結婚にこぎつけられる。まさに晩婚化を食い止める有効な手段となりそうですな、いひひひひ。

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この記事へのコメント

hogehoge
2008年10月03日 08:15
こんにちは。
ちょっと「世代別非婚率」という視点ではどうかなと思って調べてみました(AllAboutより。1990年、2005年国勢調査)。
年代    男性    女性
20後半  64.4->72.6 40.2->59.9
30前半  32.6->47.7 13.9->32.6
30後半  19.0->30.9 7.5->18.6
これを見ると20代後半から30代前半の女性の非婚率の伸びが非常に目立ちます。よくある形態としての数歳歳上という視点では、年齢が1世代上の男性の非婚率は自世代女性の非婚率を下回っており、同世代か、より年下の男性の心を掴むことが重要になってきます。そこに結婚産業は目をつけているのかもしれませんね。


ところで禁断の突っ込みをお許しいただければ、「自宅に置いてある結婚に関する雑誌やマニュアル本」…留学前にご予定がおありなのでしょうか……?(ノーコメントでもいいです)

#アニヲタ福音書、いよいよ佳境のようで、楽しみにしています。
チョルス
2008年10月04日 02:48
こんばんは。
非婚率のデータですが、まさに晩婚化をそのまま反映していると言えるものですね。1世代上の男性の非婚率が自世代女性の非婚率を下回っているというのは非常に興味深いです。女性の側からすると、これまで結婚の主流な形態であった年上の男性から、同世代もしくは年下にシフトしていくのはこの表からでも自然な事なのでしょうね。

自宅に置いてある結婚のマニュアル本などの類ですが、これらは本当に単に「自宅に置いてあるだけ」であり、私自身にそういう予定はまったくありません。今のところ相手もおらず、留学して帰ってから仕事に就くという流れから、私も晩婚化に貢献してしまう可能性は十分あります。あるいは非婚かも・・・。

「アニメおたくによる福音書」、50回目を迎えましたが、こんな変なタイトルをつけて執筆を始めた当初は、まさかここまで続くとは思っていませんでした。今後もしばらく続きますので、お楽しみいただければと

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