反共産主義周章狼狽

昨日、つまり27日ですが、インドネシアのスハルト元大統領が亡くなりました。
私がこの人物の名前を初めて知ったのは中学生の時、当時スハルト政権の崩壊が新聞やテレビを騒がせていました。私はインドネシアではスハルトなる人物が30年ほど独裁をやっていたという事を知ったわけです。
あれから10年近くが経ちますが、インドネシアでは同じ東南アジアでもタイやマレーシアのような経済成長の話をあまり聞きません。同大統領の頃は、インドネシアの経済成長が著しかったという話も聞きますが、どういうわけで。
スハルトと同世代かつ同思想(反共産主義)の東南アジアの政治家では、他にカンボジアのロンノルや南ベトナムのグエン・バン・チューを思い浮かびますが、グエンとスハルトは同じ1923年生まれなんですね。グエンも既に亡くなっていますが。台湾の李登輝前総統も同じ23年生まれですが、まだお元気のようです。
ところで、李登輝が政治家として台頭したのはずいぶん後ですが、スハルトもロンノルもグエンも1970年前後の頃から政治家として既に著名であり、長期に亘って政権を掌握していたのはスハルトだけです。これは、インドネシアではあまり自己主張せずに、相手の意見に従っているのが美徳という考えがあり、スハルトらが色々自分勝手な事を言ってもハイハイと言うべきであるという、文化的な事情が存在したようです。日本でもこういう考えは文化として根付いていますが、まあ欧米ではまずあり得ませんわな。で、10年近く前の例の暴動は、我慢してハイハイ言っていたのに耐えられず、国民がついにブチきれたのでしょうかね。それに当時、経済成長とは裏腹にアジア通貨の危機で、インドネシアがIMF(国際通貨基金)の管理下に入ってしまった事も一因だと思われす。

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