クレヨンしんちゃん分析録

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zoom RSS どうだ (テレビの中が) 明るくなったろう

<<   作成日時 : 2017/08/05 22:30   >>

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(テレビの中が) 暗くて何が面白いか分からないわ

『クレヨンしんちゃん』が放送

どうだ (テレビの中が) 明るくなったろう



8月4日、7月7日以来、4週間ぶりに『クレヨンしんちゃん』が放送された心境は上の通りです。『クレしん』の放送は、まさに大正時代の100円札(今の数十万円ほど?)以上の価値があるのではないかともいます。

というわけで、8月4日のテレビアニメ感想いきます。

今回、オープニングが変わりました。2012年10月19日以来、使用されてきた『キミに100パーセント』ではなく、『オラはにんきもの 25thMIX』です。25周年記念バージョンの『オラはにんきもの』で、映画の第12作目『カスカベボーイズ』のオープニングと似たような感じですね。


「ナゾの人魚伝説だゾ」
(脚本:うえのきみこ、絵コンテ・演出:横山広行、作画監督:原勝徳、間々田益男、原画:原勝徳、間々田益男、木村陽子、入江康智、岩永大蔵、樋口善法、宮健太、今野葉)


この話は、原作の単行本12巻に収録されている「なぞの人魚伝説」をアニメ化したものです。

内容は原作と概ね同じですが、細かい点で違いが多くあります。

まず、原作の冒頭では、風間君が登場していて、「成金丸」という金持ち(成金?)の風間家と「限界丸」という貧乏の野原家との対比がされていて、さらに鰯の岩下君(別名は志麻ちゃんw)が既にしんのすけの友達です。ちなみに、風間君の友達はいるかのムリッパーです。

なお、原作ではシロは登場しません。鰯の岩下君がシロに近い役割になっている感じです。あと、アニメでの岩下君は、オープニングでのキャスト名によると「イワシタ」とカタカナですね。というわけで、以下は(原作の岩下君に言及する以外は)カタカナで書きます。

ひろしが限界丸の船長で海洋学博士でもあり、ロマンに忠実に生きているので、みさえが漫画のアシスタントをして生計を立てているのは同じです。

人魚を見つけて、その生態を調べて人類と海洋学の発展のために役立てたいというのがひろしの建前、本音は人魚を写真に撮って週刊誌に高く売っちゃう、美人過ぎる人魚写真も出しちゃったりして、というのです。原作では『フライデー』とか『スパ』とか実在の雑誌名も挙げていましたね。

原作では、野原一家はこの後人魚の島へ行きますので、この後の場面はしばらくアニメオリジナルのシーンとなります。

一人の男が鰯を釣ろうとしていましたが、そこは釣り禁止です。そこで、シロが手旗信号で海上保安庁に無断で釣りをしているのを伝えまして、男は逃げ出します。やはりシロさんはドッグ界のスーパーエリートのようです。

ここで、原作では既に友達のイワシタが、初めてしんのすけと会話を交わし、釣られそうになったところをしんのすけに助けてもらったお礼として、しんのすけに戦国法螺貝を与えます。困った時にその法螺貝を吹いてくれたら助けると言いますが、しんのすけはさっそく吹いて、美人の人魚のおねいさんに会いたくて困っていると言います。

イワシタは、サバ缶に似ている岩の先に人魚たちが暮らす楽園があるそうです。その事をひろしとみさえに伝えると、ひろしも人魚伝説にもそういう記録があるということを確かめ、行ってみることに。

それを盗み聞きしていた、先ほどの釣り男は、ボスのいる極悪丸に戻りまして、イワシに逃げられたと謝ります。ボスは誰でも自由でもイワシと過ごせるイワシカフェで儲けるという夢があったそうですが、どこか感覚がおかしいですね、このボス。

それで、この釣りの男は人魚のいる島を伝え、人魚カフェを全国チェーンにすればガッポガッポ儲かると、変な入れ知恵をします。というわけで、人魚の島を案内するようにと命じられます。

さらに、釣りの男は、人魚の島が嘘だったらサメに餌食にしてやると、ボスに言われますが、それで思い出したのが、『007』の映画第4作目の『サンダーボール作戦』で、ジェームズ・ボンドの雑魚と呼ばれた男が、上司のエミリロ・ラルゴのところに戻ると、雑魚らしくサメの餌食になっていたことです。

さて、ここからのシーンは原作にもあります。もっとも、原作にはサバ缶に似ている岩は登場しませんでしたが。そうして、人魚の楽園に到着した野原一家です。しかし、島はゴミでかなり汚いです。伝説によると、人魚はかなり用心深いとのことで、これは原作とテレビアニメも同じです。

しかし、原作は「ようこそ人魚村へ」という看板を立てて、最初から大歓迎してくれていましたが、テレビアニメの人魚たちは人間を忌み嫌っていて、排他的なところがあります。しかし、赤ん坊のひまわりと犬のシロとカップラーメンで、野原一家を歓迎してくれました。

で、テレビアニメでは最初にあの3人が登場します。

「さめ肌竜子」
「カナヅチお銀」
「えら呼吸のマリー」
「3人そろってオホーツク人魚隊」


です。

原作とは、少しキャラクターが異なります。原作では、

「さめ肌節子」
「えら呼吸のリンダ」
「カナヅチお銀」
「オホーツク不良人魚隊」


でした。

人魚のリンダの容姿は埼玉紅さそり隊のお銀と全然違います。人魚の節子とお銀は、紅さそり隊の竜子とマリーにまあ似ていますが人魚のお銀はマリーと違って吹き出物がありません。

それと、原作では人魚たちと野原一家が出てきて、ある程度時間が経った後に登場していました。また、テレビアニメでは言及がありませんでしたが、原作ではこの人魚隊(お笑い芸人?)は、人間の影響でヤンキーになった若者たちだそうです。それと、しんのすけが喧嘩とスイカを聞き間違えるのはテレビアニメだけです。

さて、長老たちが登場しますが、前述したように、テレビアニメでの人魚たちは最初かなり排他的な態度を取りますが、ひまわりとシロとカップラーメンで、あっさり心を許します。人間も赤ちゃんと動物とラーメンが好きなんだそうです。

長老によると、人間が海を汚したので、住めるところが無くなっていったとのことで、原作にも同じ説明があります。あと、原作では前述の通り、若い奴が人間の影響でヤンキー(オホーツク不良人魚隊)になったりもするそうで。しかし、人魚の住むところはどう見ても南方の島で、オホーツク海からは大きく離れていると思うのですが。なんでオホーツクを名乗っているのでしょうか。

夜にはダンス鑑賞や食事も提供してもらい、野原一家は翌日人魚の島を離れます。原作ではその日の内には慣れていたようです。

その後、ひろしは人魚の写真を撮ったスマホの画像を削除しますが、20年以上も前に掲載された原作では、カメラのフィルムを現像することなく開けてしまっています。こういうところに、時代の流れを感じますね。そういえば、2006年に公開された『007』の『カジノ・ロワイヤル』の原作は、映画公開の53年前の1953年に発表されました。さらに25年経てば、『クレしん』も50年前の原作が使用される時が来るでしょうね。

そして、人魚の島に極悪丸が近づいてきます。

後編へ続きます。

というわけで、後編です。

朝、まだ野原一家が寝ている時、節子が助けを求めてきます。原作では、助けを求めてきたのは野原家が人魚たちと別れて数時間後でしたが。そして、しんのすけが新聞を断ろうとして、それに乗せられるのは、原作もアニメも同じです。

人魚が連れ去られて、竜子(原作ではさめ肌節子)だけが逃げてきたのは、原作でも同じ流れです。連れ去った連中は、人魚で金儲けを企んでいる悪い奴らだと言いまして、竜子は野原一家に助けてほしいと懇願します。ずいぶんとしおらしいな。というのは、原作では人魚で金儲けという話を聞くと、節子は金儲けしてみようかなと意外と乗り気になって、しんのすけは人魚の付き人になろうかなと思ったりしていたからです。

まあ、原作でもアニメでも、この後は助けに行きます。そして、原作では限界丸の連中が初登場し、極悪丸の悪人たちは、ぶさいくなのを動物園に、かわいいのをアダルトビデオで稼がせようと言いますが、既にAパートで登場していた悪漢たちは、人魚のメイドカフェをやらせようというのに変更されています。テレビアニメでは明確に子供向けという設定だから、さすがにアダルトビデオで稼がせるというのはまずいでしょう。


それで、お銀やマリーたちは人魚カフェで働く練習をさせられていました。オムレツにケチャップをかける練習です。なんか、この場面は『嵐を呼ぶジャングル』でアニメ作りをさせられる大人たちを思い出しました。

野原一家は限界丸を体当たりさせて、極悪丸を木っ端みじんにしようとしますが、限界丸が木っ端みじんになります。ここで、ひまわりが泣いてしまうところに、違和感を憶えましたが、そういえば、原作ではまだひまわりは生まれていない時代でした。やはり、今回の原作はかなり昔のものなのだと、改めて思います。

極悪丸のボスは釣りの男に機関銃で野原一家を撃たせようとします。しんのすけは、竜子の自分の二日間洗っていないオパンツ爆弾を投げさせようとして、それが分かると竜子はバッチいと手放してしまいます。

原作では、しんのすけのうんこバクダンだったんですよね。しかも、今したての。『クレしん』は19時半からの放送です。多くの世帯では夕食時でしょう。そこで、「今したてのうんこバクダン」はさすがにテレビに映すわけにはいかなかったのでしょう。

この後、原作では残り5コマだけで、岩下君が仲間のとび魚を連れて、極悪丸に攻撃をして、節子はとび魚に乗って、ボスに攻撃、悪人たちは逃げて人魚たちに平和が訪れました。その後、オホーツク不良人魚体の3人は、修繕した限界丸を追いかけて、自分たちも連れて行ってほしいと言って、終わります。

テレビアニメは、尺の問題からか、この後の人魚を救う場面で時間がかけられています。シロが戦国法螺貝を持ってきますが、しんのすけは戦国法螺貝のことを忘れていたものの、すぐに思い出して、貝を吹きまして、イワシタ君が弟を連れてやってきます。

イワシタ君は家族旅行中だったそうですが、父、母、1番目の兄、7番目の姉、48番目の妹などなど、とんでもないタイ家族です。8人兄弟の『うちの大家族』の比ではありません。それもそのはず、イワシが産む卵の数はやう5万粒なので、5万匹家族です。

極悪丸のボスは、人魚カフェだけでなくイワシカフェでガッポリ儲けようと思います。何かあるとすぐ金儲けの事ばかりに頭が行ってしまうこのボスの思考回路は、ビジネス・パーソンにとってはけっこう大事ですね。

さて、極悪丸の乗組員たちは投網で竜子とイワシたちを捕まえます。船に引き上げられそうになりますが、応援に駆け付けた攻殻機動隊ならぬ甲殻機動隊の5匹のロブスターが網をハサミで切ってくれたので、竜子たちは助かります。まったく、この場面では思わず吹き出してしまいましたよ。

さらに、イルカたちもやってきて乗組員たちをその可愛さや芸で夢中にさせます。その隙に野原一家と竜子は極悪丸に乗り込み、人魚たちを探しますが、見つかりません。そこで、ボスに直接質問するしんのすけ。イルカに夢中になっているボスは思わず「台所」と答えてしまい、ここでしんのすけたちの潜入に気付きます。追いかけようとすると、先ほどまで芸を披露していたイルカが攻撃してきます。

しかし、なかなか台所の場所が見つからず、ひろしは機関銃を持った乗組員に見つかってしまい、海水を含んで重くなった靴下で反撃します。さらに、ひまわりを追いかけていた乗組員を尻で倒すみさえ。

そして、シロがついに台所を見つけますが、竜子がいくらドアを引っ張っても開かないのでぶち破ろうとしますが、そのドアは引き戸でした。そういえば、『シェイプアップ乱』の最終巻の14巻にある、「真行寺先太郎暗殺計画の巻」でも同じギャグがありましたね。

そして、駆けつけてきたボスに、竜子がマーメイドラリアット、お銀がマーメイドスープレックス、マリーがマーメイド逆エビ固めを喰らわせ、オホーツク人魚隊の3人はボスを潰して見事勝利。

こうして、悪人たちを成敗して人魚たちに平和が戻りました。野原一家は修繕した限界丸で、新たな冒険の航海へ出るのでした。原作のように、オホーツク人魚隊は追いかけてきませんでしたが。それと、今回のテレビアニメを観て、『007』の映画第4作目の『サンダーボール作戦』を思い出したりしました。なんか、極悪丸に捕えられている人魚たちを探す場面が、『サンダーボール作戦』と似ている気がしたので。


Bパート後、CMを挟んで「ぶりぶりざえもんのえかきうた」が流れました。歌の最後の方でぶりぶりざえもんは自分のことをジャン・ピエール・アンドレイ・ジョセフ・ド・シャトーブリアンと名乗っていました。それで、テレビ朝日・六本木ヒルズ夏祭りSUMMER STAITONでは、落書きできるコーナーがあるそうです。私も行ってみたいですが、私は絵が描けないのですよね。


「東西南北あっちむいてホイ!」

「ぶりぶりざえもんのえかきうた」があったので、今回は「あっちむいてホイ」は無いかと思いきや、ちゃんとありました。ただ、しんのすけと台詞無しのぶりぶりざえもんが担当なのはいつも通りですが、水着姿という夏バージョンでの、ヒップホップのあっちむいてホイです

東(青)西(赤)南(緑)北(黄)のうち、しんのすけとぶりぶりざえもんが向いたのは東でした。私は北を向いたので、負けました。


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
たびたびの書き込み失礼します。
カメラのネタが出てきましたけど、かなり前のエピソードでみさえの生まれたママの姿を、ひょんな事でしんのすけが撮ってしまい、わざわざ群馬県下の館林市へ行って現像せんとするも、フィルム感光というオチでENDというのを、未だ忘れられないです。

それはさておき、『カジノ・ロワイアル』の原作が発表された1953年といえば、わが国だと関東広域圏に於いて、NHKテレビさんが開局し、すこうし遅れて日本テレビ(日テレ)さんが開局した記念すべき年でもあります。

ところで今から25年後ですと西暦2042年であって、若し当方が元気に過ごしてれば72歳を迎えており、その頃にはリニアモーターの超高速新幹線が、上方・大阪まで開業(予定では2045年となってるものの、順調なら前倒しになる可能性もあり得るでしょう)してるのではないかと思うと、クレしんに於いてリニアを使った旅行のエピソードが、おそらく出てきそうな感じがいたしますけど、チョルスさんはいかがだと思いますか!?

それでは、当方はこの辺で失礼します。
盆栽すし
2017/08/06 13:11
館林市で現像しようとする話は、「母ちゃんの恥ずかしい写真だゾ」(1998年9月11日放送)ですね。フィルム式のカメラならではの話で、時代を感じさせます。

今年からすれば、1953年は64年前になるわけで、テレビの歴史もかなり長いものになってきたと思います。2042年ににリニアモーターカーが開業しているかは分かりませんが、もし開業する未来でも『クレしん』が健在であれば、家族かふたば幼稚園の行事でリニアモーターカーで旅行する話も作られるでしょう。長生きして、未来の『クレしん』もぜひ鑑賞したいものです。
チョルス
2017/08/07 21:30

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