クレヨンしんちゃん分析録

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<<   作成日時 : 2017/01/31 02:22   >>

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1月27日のテレビアニメ感想いきます。

「本屋さんをお助けするゾ」(脚本:中弘子、絵コンテ・演出:横山広行、作画監督:門脇孝一、原画:門脇孝一、角張仁美、西山努)

カスカベ書店。原作初期の頃からの定番でして、25年以上経った今も、こうして健在なのはとても嬉しいです。これはもう愛ですね。制作スタッフの方々のカスカベ書店に対する深い愛を感じずにはいられません。

とは言え、今は町の本屋さんは苦境を強いられていて、カスカベ書店も例外でありません。中村は店長に言います。駅前のカフェ本屋に行ったと。ブックカフェと言いまして、シタヤ書店というところでは、コーヒーを飲みながら(まだ買っていない)本が読めてしまうのだそうです。

店長は、そんなのは本屋とは言えない、立ち読みを阻止してこその本屋なのにという意見ですが、店長より若い中村は時代の流れに逆らえないと、消極的肯定の立場のようです。

そこへ、しんのすけが来襲。さっそく『週刊実実』という某週刊誌
モデルと思われる男性向け週刊誌を立ち読みします。ところで、『週刊実実』はW袋とじ付きらしいですが、袋とじって開けてみると期待ほど大したことないのばかりなんですよね。それで、中村はしんのすけから雑誌を取り上げ、絵本のある場所を教えます。

それにしても、少し前ならしんのすけに激しく抵抗感や嫌悪感を示していた店長と中村ですが、今回はしんのすけをお客さんと呼んでいます。かつて、本棚が将棋倒しのように倒れてメチャクチャになるなど、酷い目に遭っていたのに。しんのすけさえもお客さんとして出迎えるカスカベ書店は、かなり経営が追い詰められていると見えます。

ところで、本棚が将棋倒しのように倒れる描写ですが、「本屋で立ち読みだゾ」(1992年6月8日放送)で見られます。この話は原作の第1巻にも衆力されています。それと、テレビアニメオリジナルで「本屋さんを手伝うゾ」(1993年1月18日放送)という話がありまして、しんのすけが臨時休業中のカスカベ書店に入って、これも本棚が将棋倒しになります。

さて、しんのすけはひろしに雑誌を買ってくるよう頼まれたそうですが、しんのすけは雑誌名を忘れてしまったので、中村も一緒になって探すことに。しんのすけはひろしの雑誌を探したり調べたりする口実で、水着のおねいさんの写真集を楽しみますが、まあひろしならああいう写真集の購入もありでしょう。何気に「成人向け雑誌」という札がありますし。今週は誰がグラビアか見てきてと頼まれたのだそうで、特定の雑誌を買ってきてくれと頼まれたわけではないそうです。

そして、しんのすけはアクション仮面の本を立ち読みします。店長はいつも通り時間を測れと指示します。立ち読みは3分以内、3分経ったら強制的に外に出す方針だそうで、昔なら速攻で立ち読みを阻止していたのですがね。本当に、カスカベ書店の経営はマジで火の車のようです。しんのすけもそういう閑古鳥状態に気付き、外に出て、風間君、ネネちゃん、マサオ君、ボーちゃんを呼んで店の中に招き入れます。

本屋さんに入るのは久しぶり、街の本屋さんは行かなくなった、欲しい本はパソコンで注文、本屋さんはどことなく懐かしい等々、2017年を生きる現代人の心境をそのまま代弁したかのような台詞を言ってのける園児たち。本屋さんは、自分の欲しい本が必ずしもあるとは限りません。注文もできるそうですが、

そういえば、私は高校生2年生の時(2001年)、浦和の須原屋で本の注文をしたことがありますが、本が手元に届くまで何日もかかりましたね。

今はネット(というかアマゾン)ですぐに届きますから、今と比べ物にくらい不便な時代でしたが、今が便利過ぎると言うべきかも。なお、私は2000年からネットで本の注文をしていましたが、当時は時間も手間も今よりかかっていました。

とは言え、ネットには本の匂いが無いのですよね。ボーちゃん良いこと言いますね。この台詞、映画の『オトナ帝国』の「匂い」にも通じるところがあるかと思います。

しかし、しんのすけはなぜか大きい方がしたくなると言って、トイレに行きます。ネネちゃんによると、ネネママもブックカフェの常連らしいです。タピオカ・ココナッツ・ミルク・ドリンクを飲みながら、タダで雑誌が読み放題ですが、飲み物にお金がかかるのだから、場合によっては高くつくのではと言う中村と同意する店長。

しんのすけがトイレに出てきまして、ブックカフェの事を聞いたしんのすけは、みさえももっぱらはらっぱ行っていると言います。店長は、そんなブックカフェには断固反対、立ち読み断固阻止はです。なぜなら、店長の父親も本屋をやっていたものの、人が良すぎて立ち読みを許してしまい店は潰れて、大変な苦労を強いられたそうです。

だからこそ、立ち読みと戦い続ける使命があるそうです。父親がやっていた店の名前は「かすかべ書店」だそうで、平仮名なのですね。なお、店長の父親の話は、原作の単行本10巻(e-10)にも収録されていまして、テレビアニメでは、よく覚えていませんが、確か「親子で立ち読みだゾ」(1995年3月6日放送)だったかと思います。20年以上前の話を再使用するとは、『クレしん』も長寿番組なのだと実感します。

しかし、しんのすけたちは店長の話を聞いておらず、今の本屋さんはおしゃれな雑貨やポイントカードがあるべきという話をして、さらにどうしたらお客さんが入ってきてくれるかについて話し合いをしていますと、店長は店から出そうとします。しかし、中村は若者の意見を取り入れようと言い、しんのすけたちに販促をやらせることに。いやはや、あのカスカベ書店がしんのすけたちに任せるとは、時代流れって凄いですね。

しんのすけは、店の前で「ぶりぶりざえもんの作者 大サイン会 !!」を開催、ボーちゃんはぶりぶりざえもんの着ぐるみの顔の部分だけを被りまして、お子様と握手したりします。この場面を見ると、「オラの本はベストセラーだゾ」(1993年5月17日放送)を思い出します。

この話の中でも、しんのすけは、『ぶりぶりざえもんのぼ(ば?)うけんA』を売っていて、それを他の客が真に受けていましたし。あと、『ぶりぶりざえもんのボーケン3』なる作品が「今日も本屋さんで遊ぶゾ」(1993年11月22日放送)で登場していました。この原作は7巻(c-7)にありますが、原作にはぶりざえの絵本はありません。

さて、店内でも中村は『なすのヘタ』という本を、「今! 売れてます!! 直木賞受賞作家 !!」としてアピールします。しかし、風間君からインパクトに欠けるとダメ出しされ、また店長の用意したジュースも、ネネちゃんからヘルシーでないと人気が出ないと思うと言われして、スムージーを勧められます。しかし、それでもお客さんが来ません。

そこで、しんのすけたちは、春我部商店街でチンドン屋をやってのけます。しかし、それでも効果ありません。店長と中村はもう諦めますが、しんのすけたちの宣伝の効果が出てきて、お客さんが続々入ってきます。こうして、しんのすけたちはカスカベ書店を救うことになったのです。

まさか、こんな展開になるとは、一昔前では信じられませんでした。しんのすけと言えば、カスカベ書店のテロリストのような存在でしたのに。逆に言うと、今の本屋はそれだけ苦境に立たされているのでしょうね。ところで、私は紙の本を買う時、本屋で買うことが多いですが、洋書は本屋さんで買いません。というのは、アマゾンなどネットで買った方がはるかに安くつくからです。リアルの書店では海外からの輸送料などで、高くついてしまうようです。

あと、しんのすけたちがチンドン屋をやる場面で、私は戦前に大ヒットした『キング』という雑誌です。1925年に創刊された『キング』は、創刊号で74万という、大ヒットを記録しました。当時の日本の人口は今のおよそ半分なので、今なら約150万部です。創刊号でこれだけのヒットは尋常ではありません。『キング』は創刊時に、書店に幟を立てたり、チンドン屋を歩かせたり、大いに宣伝をしていたそうです。

今回、しんのすけたちのやっていることと、似たような感じですね。なお、『キング』は最盛期には150万部、つまり今で言えば300万部の売り上げになります。ただ、黄金期の『ジャンプ』は600万部超えていたので、それを知っている者からすると、そこまで驚きませんが。なお、『キング』は戦後に発行部数を落として、1957年に廃刊となりました。カスカベ書店が『キング』みたいな末路を辿らないことを願います。

それにしても、昔の放送ではカスカベ書店はしんのすけによってメチャクチャにされると、店長と中村は残業を強いられていたものですが、今は残業の上限を月に60時間以内に規制しようという動きもあるそうです。少なくとも、建前上は昔のように残業を強いられるという話は、放送しにくくなっているのかもしれません。


「ひまわりがカゼをひいたゾ」(脚本:阪口和久、絵コンテ・演出:横山広行、作画監督:林一哉、原画:林一哉、林桂子、水野知己、服部森樹朗)

ひまわりが「H.C.H」という病院の入口のドアにしがみついています。注射だと思って怖がっているそうです。『サザエさん』でも同じような場面がありましたね。サザエがワカメを歯医者に連れて行こうとしますが、ワカメは電柱にしがみつきます。で、無事に歯医者で見てもらいますと、今度はワカメがオモチャを買ってもらおうと、サザエをオモチャ屋に連れて行こうとしますがサザエは嫌がってオモチャ屋のドアにしがみつくという内容です。

さて、ひまわりたちが入った病院は「ハンサムこどもびょういん」と言うそうです。診察室に入るとそのお医者さんはイケメンで、一目惚れしたひまわりです。ひまわりは朝から熱があったそうですが、一目惚れのせいで熱はさらに上がっている感じです。

ひまわりは鼓動はかなり早くなっていますが、もちろん医者に一目惚れしたからです。診断結果は軽い風邪で、安静にしていれば明日には治るとのこと。ひまわりはもう会えなくなるとショックを受けます。帰り際も、ひまわりは病院のドアにしがみつきます。

帰宅後、ひまわりは布団で寝まして、みさえは2階に布団を干しに行っている間、しんのすけにひまわりがおとなしく寝ているかを見てほしいと頼みます。しんのすけは嫌がりますが、翌日はななこと一緒に夕飯を食べるそうで、もしひまわりが風邪を引いていたら、ななこは遠慮して来なくなると、しんのすけに危機感を持たせ、ひまわりの監視にやる気を出させるみさえです。

張り切るしんのすけは、明日のために勝負下着を用意すると言います。12ものパンツから選ぼうとしますが、どれも白いブリーフですね。

みさえは心配しつつも2階に行き、しんのすけはひまわりに絵本『カエルの王子』を読みます。むかしむかし、ある国にイケメンの王子さまがいたという内容だそうですが、ひまわりはまた会える事を妄想しまして、しんのすけが寝てしまうと、ひまわりは外の縁側で寒空に当たって風邪を引こうとしますが、窓が空きません。

さらに、しんのすけは目を覚まし、ひまわりを取り押さえようとすると、よけられて窓にぶつかります。ひまわりは台所の方へ行き、しんのすけは追いかけます。しんのすけは、コタツにいると思いますが、見つかりません。ただ、ひまわりはコタツにいましたが、しんのすけとは反対方向にいました。

ひまわりは玄関のドアを開けて、風にさらされることで風邪が悪化してまた病院に行ける(イケメン医師と再会できる)と画策しますが、しんのすけに捕まって布団へ連れ戻されます。さて、しんのすけはチョコビアイスと食べながらひまわりを監視しますが、ひまわりはチョコビアイスを食べれば風邪が悪化すると思いまして、ひまわりはアイスを欲しがります。しんのすけはあげようとしますが、風邪が悪化すると思ったしんのすけは、やはりあげないことに。

ひまわりはキレて、しんのすけがアイスを味わっている間に、布団から抜けてしまいます。台所の洗い場の水を浴びれば、また病院に行けてイケメン医者とパーティーで踊れると妄想したひまわりは、引き出しを階段がわりにして、洗い場へ登ろうとします。

そこへ、しんのすけが止めようとしますがひまわりは蛇口をひねってしまい、洗い場に転落したしんのすけとひまわりは水を浴びてしまいます。その時の大声でみさえが駆けつけ、再び「ハンサムこどもびょういん」へ。今回はしんのすけも一緒です。しんのすけはボーちゃんみたいに鼻水が出てしまいます。

さて、診察室に入ると、そこにいた医師はイケメンではなく、パソコン操作もおぼつかない爺さんでした。イケメン医師の父親だという爺さんに、泣き叫ぶひまわりでした。

ところで、ひまわりがイケメン医師に一目惚れする描写は26巻(a-2)のラストシーンにもありました。


Bパート後、2017年4月15日(土)に公開される予定の映画『襲来!! 宇宙人シリリ』の主題歌を唄う高橋優氏が挨拶をしていました。一緒にいたしんのすけ(の着ぐるみ)は、高橋氏と合わせるために、黒縁のメガネをかけていました。肝心の歌は来週に初めて披露されるそうです。なお、主題歌については、こちらの記事で青たこさんがコメントされていました。


「東西南北あっちむいてホイ!」

通常の、しんのすけとぶりぶりざえもんが担当の、ヒップホップのあっちむいてホイです。

東(青)西(赤)南(緑)北(黄)のうち、しんのすけとぶりぶりざえもんが向いたのは西でした。私も西を向いたので、勝ちました。そういえば、最近西を見かけないなと思いまして、そろそろ西が来る頃だろうと向いたわけでして、見事に当たりました。

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内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。
TVアニメのクレしんがOA開始された1992年の春、私は関西のとある大学の4回生(注〜関西地区では4年生とは言わず、4回生という)でしたが、その頃よく行ってた書店は大学の最寄り駅スグにあって、けっこう大きなトコゆえに大概の本と文具類が揃ってたのを記憶にあります。

そんな大きかった書店も、数年後に訪ねてみると駄菓子等も販売されていて、以前よりも様変わりしたなと感心してた矢先、その次に訪ねたらシャッターが下ろされており、張り紙を見るや自己破産による倒産で閉店と、学生の頃から世話になってた本屋さんが潰れてしまうとは、目の前が真っ暗となってしまう位にショッキングレッド状態だったのを未だに忘れられないです。

さて、カスカベ書店のモデルに近似の本屋さんは、じっさい私は春日部を訪問のさいに私は寄ったりしますが、地元ゆえにクレしんのコーナーがあったりして、むしろ歓迎してる様な向きが感じられますが、私はココで『写真アルバム 春日部市の昭和』(いき出版刊)を、注文・購入してます。

近年、イイ本屋さんとかだと、交通系ICカードも使える様になった為に、面倒なジャリ銭やお札を使うよりは、むしろ交通系ICカードのほうが手頃ゆえに、入口またはレジ側にある(交通系ICカード使えます)というステッカーを見るなり「!」状態の私は、胸の中で万歳三唱になること珍しくないです。

それでは、私はこの辺で失礼します。
盆栽すし
2017/03/21 16:59
今は電子書籍も多いですし、紙の本の売り上げも伸びにくい時代なのかもしれません。カスカベ書店のような本屋が経営を続けていくのは、かなり大変な事でしょうから、この時の話はけっこうリアリディがあると思います。

交通系ICカードでの支払いを導入している書店も増えているようで、これも時代の流れを反映しているような感じがします。カスカベ書店のモデルとされる本屋には、私は行ったことがありませんが、春日部市にまた行く機会があれば行ってみたいですね。
チョルス
2017/03/21 21:44
今回のひまわりちゃん、医者とデート出来ると思ったら計画が崩れ去るオチ、まるで↓ですね?

・「磯野カツオ」君が授業中に居眠りするから早寝早起きを波平に余儀なくされて、しぶしぶ朝のマラソンしていると思ったら、クラスのマドンナに出会って「パパが海外に出張して連絡を取るためだから早起きしているの」と言われ、苦痛が快感に摩り替わったが、
・・・・・・・
彼女の父の帰国を境に終わってしまいがっかりする話。


失礼します。
鳴海みぐJr.
2017/03/26 10:56
『サザエさん』にそういう話がありましたか。私はよく分かりませんが、カツオが恋する話は、けっこう多く放送されていまして、最後は結局うまくいかないのですよね。この話のひまわりも、それに通じるところがあるかもしれません。
チョルス
2017/03/26 21:33
カスカベ書店に関連して、サトーココノカドーのモデルであるイトーヨーカドー春日部店が、なんと4月の9日より期間限定で、「サトーココノカドー春日部店」としてオープンするそうです。

http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/04/05/11.html
(埼玉新聞の記事より)

『クレヨンしんちゃん』25周年の一環として、この様なイベントを行うことに対し、春日部市の官民一体となって『クレヨンしんちゃん』を応援してるのは、本当に大した自治体ではないかと思います。
三竜パパ
2017/04/05 16:28
面白い情報をありがとうございます。とは言っても、私も知っていまして、実は本日行ってきましたが。

以下、その事を記事にしました。

http://crashinsti.at.webry.info/201704/article_3.html

それにしても、サトーココノカドーを実際に登場させてしまうとは。おそらく、『クレしん』の世界に本当のイトーヨーカドーが登場するかもしれません。文字通り、『クレしん』は国民的アニメとなっているようです。
チョルス
2017/04/05 22:13

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